【読み物】ポリエステル素材のエコバッグ　ECO-BAG

大人から子どもまで誰もが利用するようになったエコバッグ。

マイバッグとも呼ばれ、色々なデザインのエコバッグが登場しています。
使用されている素材もポリエステル、ナイロン、不織布のものなど様々です。
その中で今回特集するのは「ポリエステル素材のエコバッグ」。
ポリエステル素材のメリットやおすすめの生地をご紹介致します。

-目次-

1. ポリエステル素材の特徴
-メリット
-デメリット
2.エコバッグに使われる素材
3.使いやすいエコバッグとは

1.ポリエステル素材の特徴

ポリエステルはナイロン、アクリルと並ぶ化学繊維の一つです。

メリット

◎耐久性・強度が高い

・洗濯しても劣化しにくい
・耐熱性も高くアイロンもかけられる
・衝撃に強い、シワになりにくい

◎吸湿性が低くて、速乾性が高い

・水分を素早く拡散して蒸発させる

◎保存保管に優れている

・虫やカビの被害を受けにくい
・日光により強度の低下、黄変もしにくい

◎紫外線、UVカット性が高い

・光を透過しづらく、紫外線を防ぐ能力が高い

◎色落ちしにくい

・染める時に約130度以上の温度で染色されるため、それ以上の高温でないと脱色しない
・染色しやすく、印刷も鮮やか

デメリット

▼吸汗性・吸水性に劣る

・汗を吸い込まないので着心地が悪くなる

▼毛玉ができやすい

・摩擦により毛玉ができやすい

▼静電気がおきやすい

・ポリエステルには水分がほとんど無いので静電気がおきやすい

▼汚れを吸い取りやすい

・自分自身の汚れだけでなく周りの汚れを吸い取ってしまう性質がある
・臭いも吸着しやすい

特にスーパーなどでの買い物は重くなりがちで、食材の水分でエコバッグが濡れることもあるのでポリエステルはピッタリの素材ですね。
汚れやすい性質はあるものの、ゴシゴシ洗うような強い洗い方でも傷みにくいので手入れも簡単です。

ポリエステル素材についてはこちらの特集で詳しく説明しています。

【旬の素材】すごいぞポリエステル　国内生産量・消費量ナンバー1

【旬の素材】リサイクルポリエステル　エコでSUSTAINABILITYな素材

2.エコバッグに使われる素材

エコバッグにはポリエステル以外にも様々な素材が使われています。
ポリエステルと簡単に比較してみました。

ポリエステル	・強度があり、シワになりにくい・速乾性が高い・汚れを吸着しやすい
ナイロン	・強度があり、引張や摩擦に強い・軽量で持ち運びしやすい・紫外線で黄変しやすい
不織布	・価格が安い、商品を大量生産できる・カラーバリエーションなどが豊富・強度はあまり高くはない
コットン	・強度があり、洗濯しても生地が傷みにくい・穴が空いたりしてしまっても修理しやすい・厚手、サイズの大きいエコバッグはかさばりやすく鞄に入れにくい

それぞれの素材の特集はこちら

【読み物】ナイロン　服やバッグに欠かせない素材

【読み物】不織布の使い道　機能性不織布シートの活用法

【読み物】コットンと綿

3.使いやすいエコバッグとは

ここまでエコバッグに使われる素材の特徴についてまとめてきました。
ではエコバッグにはどんな機能が求められるのでしょうか？

①耐久性

・重たいものを入れても破れない
・繰り返し使っても劣化しにくい

②容量・サイズ

・用途に応じたサイズが必要
スーパーで食材のまとめ買いなら容量が大きなもの、コンビニにお弁当を買いに行くならマチがあって小さなものなど。

③洗いやすい・防汚性・防水性

・肉や魚、冷えたペットボトルなどの汁や水滴が染み込むのを防ぐ
・汚れてしまっても洗える
・雨の日に使用しても中身を水から守る

④持ち運びやすい

・ファスナー付きのポケットなどにコンパクトにしまえて、カバンの中に入れていても邪魔にならない
・誰にでも持ちやすいデザイン

⑤（あると便利）保冷機能

・肉や魚などの生ものや冷凍食品、アイスを長時間運ぶとき
・食材が痛みやすい真夏の暑い時期に

エコバッグの種類

従来のエコバッグはスーパーの袋のような手提げバッグやトートバッグの形が主流でした。
最近ではエコバッグのデザインも豊富になってきており、サコッシュのようなショルダータイプやリュックも登場しています。
メッシュやネット、あずま袋などデザイン性の高いものも人気です。
無地のブラックやグレーなどのベーシックカラーのメンズ向けのエコバッグやキャラクター柄や小さいサイズの子供向けのエコバッグまで展開されています。

また、100均からハイブランドまで様々なところでエコバッグは販売されています。
最近では手作りやジーンズなどをリメイクしたエコバッグも見かけますね。

機能もデザインも自分が使いやすく好きなエコバッグを持つのも大切ですね。