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【読み物】機能を持った素材で快適ライフ

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今やなくてはならない機能素材。
使い方次第で私たちの生活を豊かに、ゆとりあるものに変えてくれます。
どんな機能素材があってどんなシーンに役立つのか。
アイデア次第で新しいモノづくりの可能性が広がります。

 

-目次-

1.機能素材とは?
2.天然の機能
3.技術開発により生まれた高機能素材
4.これから役立つ!イチオシ機能
5.まとめ

 

1.機能素材とは?

 

機能素材は英語でFunctional materialと訳されます。
Functionalは用途において「機能的な」とか「実用的な」と意味があります。
(functionでは、機能や働きを意味します。)
つまり機能素材は、働きを持った素材ということです。

 

2.天然の機能

 

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天然繊維のように生まれ持った繊維の特徴を活かした機能素材もあります。
例えば、綿や麻は、糸の中心が空洞になっているため空気を含み、保温性が生まれます。
毛は繊維の表面がウロコ状になっているため、水分を含むことでウロコが開いたり閉じたりするため吸湿性、保湿性が生まれます。

天然繊維についてもっと詳しく見る>

 

3.技術開発により生まれた高機能素材

 

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<バネの機能がすごい!ソロテックス>

ソロテックスの分子構造は通常のポリエステルと異なりらせん状になっているため、
形態安定性とストレッチ性が非常に優れています。
心地よさ、着心地を追求したソロテックスはアパレル企業が最も注目する現代人のライフスタイルにマッチした高機能な素材。
特に、在宅ワークやお家時間が増えた今、ソロテックスを使用した商品をあちこちで見かけるようになりました。

ソロテックスについてもっと詳しく見る>

 

4.これから役立つ!イチオシ機能

 

梅雨と猛暑と在宅ワーク。
今、必要な機能素材をご紹介します。

 

<梅雨の季節にピッタリの機能>

 

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毎日、雨が続く梅雨の時期のお悩みと言えば、
出掛けた際に洋服やバッグが濡れてしまうこと、洗濯物が乾きにくいこと。
そんな時に活躍する素材が撥水機能・防水機能・吸水速乾機能。
撥水機能は生地表面の水を弾く機能。

撥水機能素材に水を吹きかけると水滴が転がるように落ちます。
生地の表面に加工をしたものと生地に使用する糸に加工をしたものがあります。

撥水機能についてもっと詳しく見る>

 

防水機能は、生地の裏側まで水が浸透してくるのを防ぐ機能。
防水機能素材は、生地表面への加工ではなく、生地の隙間を埋める加工をしたものと、
塩化ビニルや合成ゴムなどの気密性の高い素材で作られているものがあります。

防水機能についてもっと詳しく見る>

 

防水機能は気密性がある素材のため、通気性に劣るため、バッグやリュックなどの雑貨使いに向いています。
普段使いのアパレル衣料品としては、着心地などを考えると撥水加工の方が向いています。

 

吸水速乾機能は、汗や湿気などの水分を吸い取って素早く乾燥させ、ドライな状態に保つ機能。
吸水速乾機能の衣類であれば、洗濯物が乾きにくい梅雨の時期でも速乾性があるため、イヤ~な生乾き臭も発生しにくくなります。

吸水速乾機能についてもっと詳しく見る>

 


 

<暑くなるこれからの季節にピッタリの機能>

 

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日差しが強くなる暑い夏には、UVカット機能と接触冷感機能がおすすめです。

UVとは、紫外線をUltra Violetの略で紫外線を意味する言葉です。
その紫外線から肌を守ってくれる機能がUVカットです。
このUVカットは、紫外線遮蔽加工とは紫外線を吸収、または反射することで紫外線を遮断させる加工のことです。
紫外線を吸収や反射させ紫外線をどのくらい遮断できるかは、紫外線遮蔽率で表します。

UVカット機能素材について詳しく見る>

接触冷感機能素材は、触れた時にヒンヤリ、冷たいと感じる機能素材。
ニトリのNクールやユニクロのエアリズムが有名ですね。
接触冷感機能は、生地表面への加工ではなく、繊維自体がその役割を持ったものを使用しています。
化学繊維を使用した商品が多いです。

接触冷感機能素材について詳しく見る>

 


 

夏を快適にする素材~おまけ~

 

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汗をかいた肌に生地がまとわりつくことでさらに暑いと感じますよね。
特にコロナ禍でマスク着用を強いられている今、生地のまとわりつきや生地の肌触りも抑えておきたいPOINTです。
まとわりつきを軽減することで肌のベタつきをおさえ、サラッと快適に過ごすことができます。
生地表面に凹凸があることで肌と生地との間に空間ができ、肌が直接触れる面積が減ります。
特に天然繊維を使用した凹凸素材は、通気性、吸水、吸湿性にも優れており、肌への負担も少ないので夏におすすめの素材です。
生地凹凸を与える加工には、楊柳、リップル加工、ワッシャー加工などがあります。

凹凸素材について詳しく見る>

 


 

<コロナ禍に必要な抗菌防臭・制菌機能>

 

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生地・繊維に加工を施すことで効果を機能をもたせたものと、
繊維自体に機能を持ったものを生地に織り込んだものがあります。
抗菌、抗ウィルス、制菌機能がありますが、抗菌と制菌の違い、菌とウィルスの違いがあるので
使用前にチェックしておく必要がります。

抗菌・抗ウィルス素材について詳しく見る>

 

5.まとめ

これからの季節にピッタリな旬の機能をご紹介しましたが、
他にも軽量素材や帯電防止機能をもった素材、花粉対策機能のある素材、保温機能素材など
私たちの生活をサポートしてくれる機能がまだまだあります。
変化するライフスタイルにマッチする機能素材で新しいアイデア、アイテムを作ってみませんか?

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