
ツイル生地ってよく聞くけど、一体どんな生地?
なぜツイルって言うの?
簡単に見分ける方法は?
この記事では、ツイル生地の基本的な特徴や素材の違い、ツイルの素朴な疑問について、
そしてウェポン、サテン、カツラギなどの有名なツイル生地の種類について紹介します。
初心者の方にも分かりやすく説明しているので、ぜひ最後までご覧ください。
-目次-
1.ツイルの種類は色々ある
織物、布帛のド定番の織り方は2種類で、平織り(ひらおり)と綾織り(あやおり)です。
その綾織りを英語で ツイル(TWILL)と呼びます。
ツイル、綾織りとは生地に綾目と呼ばれる斜めの織り目が入る織り方です。
ツイル生地は、綿やウール、ポリエステルなどさまざまな素材で作られ、丈夫さや程よい厚みが特徴です。
日常着からフォーマルまで幅広く使われているため、実は身近な織物なんです。
ジーンズやチノパンなどに使われるデニムやチノもツイル生地の一種です。
表情豊かな見た目と比較的シワになりにくい性質を持っていることから、多くの人に愛されていますね。
特にカジュアルファッションを中心に幅広いアイテム展開が見られます。

例えば、30番手クラスの2/1(ニーイチ。業界用語?)の綾織り。
通称、ニーイチの綾。
ニーイチの綾は「表:タテ糸がヨコ糸2本飛ばし、裏:1本飛ばし」で
打込本数200~230本クラスのものは生地業界では、バーバリーと呼ばれていました。
日本でも大人気のイギリスブランドであるバーバリー(BURBERRY)のコート、ジャケット地に使用されているからだとされています。
【ギャバジン(ギャバ)】
ギャバジン(ギャバ)とは、目を細かく詰めて織られることによって、通常の生地よりも丈夫に仕上がっているのが特徴です。
「ギャバ」と呼ぶこともあります。防寒性と耐久性、そして独特の光沢感があります。
ギャバジンは、前述したバーバリーの創業者であるトーマス・バーバリーが開発しました。
ヨーロッパが世界大戦時、兵士たちのために、通気性もあり、防水コートとしても着用できるようものを、と考案したそうです。
1888年「ギャバジン」としてバーバリー社が特許を取得、1902年商標登録されました。現在では一般的な織物の名称として広く知られています。
ギャバジンは、綿、ウール、麻、ポリエステルなどの素材で織られた丈夫な生地で、
主にコットンギャバジンは30~50番手の双糸、ウールギャバジン48~72番手の双糸を使うことが多いです。
平織に比べて光沢があり、やわらかい風合いが特長です。
《おすすめのギャバジン》
【ウェポン】

ウェポンとは、軍服に使用された丈夫な生地が名前の由来とされています。
30~40番手の双糸を3/1綾織りで、軍服やミリタリースタイルでよく目にする、丈夫さが特徴のツイル生地です。
高密度に織り込まれた糸が作り出す分厚い生地感により、耐久性や防寒性に優れています。
ワーキングウェアやメンズパンツの定番素材となっており、アウターやボトムスを中心に取り入れると、無骨で男前な印象を演出できる素材として人気があります。
【サ-ジ】
サ-ジ とは英語で“serge”と書きます。
梳毛糸(そもうし)という羊毛の長い毛から作った、滑らかな糸を使用した綾織で織った毛織物から由来しています。
ツイードのような毛羽立った表面とは違い、クリア加工が施されたスムーズな表面と滑らかな手触りが特徴です。
サージは季節問わず着用が可能です。
紺や黒のベージュなどのベーシックカラーが中心でスーツや学生服などフォーマル系の衣類によく使われます。
《おすすめのサージ》
【チノ】

チノ はチノパンとしてお馴染みの生地で、綿を主体としたツイル織りです。
糸を二本取りしているため丈夫ながら、ほど良い厚みと通気性を両立しています。
カジュアルな装いに取り入れやすく、カラー展開も豊富なため、オールシーズンで愛用される定番素材として確固たる地位を築いています。
10~20番手の2/1or3/1綾織りのタイプが多いです。
【デニム】

ジーンズの代名詞である デニムは、大きくみるとツイル生地の一種に分類されます。
経糸(たて糸)と緯糸(よこ糸)の色を変えることで、独特の色落ちや風合いを楽しめることが特長です。
洗うほどに個性が増すデニムは、カジュアルファッションに欠かせない存在です。
紺、ブルーのインディゴで染めた糸を使用した太番手の3/1の綾織りタイプで、ジーパン生地の定番です。
【カツラギ】

カツラギは、太めの糸を使ってがっしりと織り上げられたツイル生地です。厚手で耐久性に優れるため、クラフト感あるバッグやワークパンツなど、ハードな使用にも耐えるアイテムに多く用いられます。
伸びにくい分しっかりと形を保ち、カジュアルなシーンで映えるのが魅力です。
10~20番手の3/1綾織りのツイルで、無地染め、プリントされた生地が入園グッズなどハンドメイド向けにおすすめで、
手芸業界ではオックス、シーチングと並んで人気で色々なデザインの生地が手芸店に並んでいます。
2.ところでニーイチとニーニーって?
ツイル生地の専門用語として登場する「ニーイチ」や「ニーニー」について、その呼び名の由来や糸の番手との関係を解説します。
“ニーイチの綾”、“ニーニーの綾”とは、
「表:タテ糸がヨコ糸2本飛ばし、裏:1本飛ばし」、「表:タテ糸がヨコ糸を2本飛ばし、裏:2本飛ばし」のこと。
言葉だけでは分かりにくいので図説します。
まずは「表:タテ糸がヨコ糸2本飛ばし、裏:1本飛ばし」。

赤丸を見るとタテ糸がヨコ糸を2本飛ばしています。
次は、裏に1本。
この繰り返しで織られています。
「表:タテ糸がヨコ糸を2本飛ばし、裏:2本飛ばし」は、

赤丸を見るとニーイチの綾と同じようにタテ糸がヨコ糸を2本飛ばしています。
次は、裏に2本。青丸部分です。
これがニーニーの綾です。
3.タイプ別・機能性ツイル

素材もコットン(綿)100%を始め、ウール、ポリエステル、ナイロンのツイル生地があります。
洋服、資材、バッグ、靴、フォーマル等、用途に合わせて選べるほど種類が豊富。
【伸縮性の有るタイプ】

都会的な表情とタテヨコ360度のストレッチ性をあわせ持っています。
希少なヴィスコース糸を高混率で使用しており、非常にきめ細やかでなめらかな肌触りと、控えめで自然な光沢感、しなやかで力強い伸びと回復性に優れた素材です。
【肌触りの良い滑らかで柔らかいタイプ】

超長綿スーピマを使用した、デニム産地ではかなり細番手なデニムです。
スーピマコットンについては、こちらのオックス生地特集に書かれています。
オックス生地特集「色・柄豊富 オックス 生地 手作り初心者さんにもオススメです」を見る
【シワのつきにくいノンアイロンタイプ】

ポリエステル糸を使用したツイル生地。
ポリエステルはシワになりにくく型崩れを起こしにくい特徴があります。
【摩擦に強いタイプ】

140dの糸を2本撚りにしタスラン糸へ加工した特殊ナイロン糸を使用することで綿のような風合いを表現しながら、
軽く、しわになりにくい新しい素材感のチノクロスです。
ナイロン糸は、摩擦に強い素材。
だから洗濯による劣化も軽減出来ます。
【リネンウールでふっくらタイプ】

ホームスパンのようなムラ感のあるリネンラミーウールを掛けあわせ、タンブラー仕上げで膨らみを出した秋冬素材です。
3.まとめ

ツイル生地をより深く知りたい方は、実際に布地の触り心地を確かめると、生地の違いをはっきりと体感することができます。
テキスタイルネットでは、サンプル帳をお取り寄せできますので、ぜひご活用ください。
ツイル生地は、パンツやスカート、アウターなど、さまざまなアイテムにご利用いただけます。
季節を問わず使いやすく、カラーによってはカジュアルだけでなくビジネスシーンでも活躍します。
ぜひ一度、テキスタイルネットで多彩なツイル生地をチェックしてみてください。
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