イベントや展示会に行った時や何かを購入したりサービスを受けた時などノベルティをもらえるとなんだか嬉しい気分になりますよね。
ですが配る側になってみると、どんなアイテムがいいのか、どれくらい配るのか、予算はどれくらいかなど考えることが沢山あってなかなか大変です。
そこで、ノベルティを配布して得られるメリットやアイテムの選び方などをご紹介していきたいと思います。
1.ノベルティとは
まずノベルティとは企業が自社名や商品(サービス)の宣伝のために無料で配られるグッズのことを言います。
企業でなくても、デザインやハンドメイド、同人誌の即売会などに参加する個人クリエイターも宣伝のためにノベルティを作る場合もあります。
展示会やイベント会場で来場者に配ったり、店舗の開店記念や周年記念などでも集客アップのために配られたりします。
ノベルティの種類
◆メモや付箋、ボールペンなどのステーショナリーグッズ
◆タオル、ウェットティッシュやエコバッグ、ポーチなどの便利で実用的なアイテム
◆グラス、サーモマグカップ、ステンレスボトルなどのタンブラー・ボトル系
◆モバイルバッテリー、ハンディファン、USBハブなどの電子機器
◆うちわや扇子、カイロなどの季節もの
◆マスク、アルコール除菌スプレー、防災用品など社会で関心の高いトレンドもの
上記のグッズ以外にも様々なノベルティがあります。
基本的にはこれらのグッズに企業名やロゴなどの名入れがされたものが配られます。
ノベルティの目的
ノベルティはただ配るためのものではなく、企業や商品・サービスの認知度を向上させる宣伝や集客の役割があります。
ロゴの入ったボールペンやカップ、トートバッグなどを日常的に使ってもらうことで、消費者に身近に感じてもらうことができます。
クオリティの高いノベルティにすることによって高感度やブランドイメージの向上などにも役立ちます。
また、実用的なグッズを配布することが多いですが、
あえてオリジナリティのある記念品などにすることによってインパクトを残し、話題になることもあります。
2.ノベルティの作り方
ノベルティを効果的なものにするためには「どんな目的で」「誰に」「何をどのように配るのか」を考える必要があります。
①どんな目的で
上記でもノベルティには「宣伝」効果があると説明しました。
ですが、ただ漠然と宣伝のために配る!よりは、どんな目的を達成したいのかを考えると効果的です。
・認知度が低いのでブランド名や商品名を覚えてもらいたい
・集客アップしたい
・開店・周年記念やキャンペーンを盛り上げたい
・顧客満足度を上げたい
などといった、より具体的な目的を考えるといいでしょう。
販促品とは
同じく顧客に無料で配られるもので「販促品」というものがあります。
販促品とは『販売を促進する』もので、商品についているオマケ(サンプルや試供品)など、直接的に購買意欲を刺激するものが多いです。
ノベルティには認知度を上げるために宣伝するもの、
販促品は商品・サービスの購入へつなげるものと分けられたりしますが、どちらも同じ意味として用いられることも多いそうです。
②誰に
目的が決まったら、次は誰に向けてノベルティ制作をするかを決めましょう。
例えば、若い女性向けなのに男性ビジネスマンが好むようなアイテムだったりしたらノベルティの効果が半減してしまいます。
例えば届けたいターゲットが決まっている場合、小学生の子供がいる主婦、
大学のオープンキャンパスに来る学生など具体的に絞ることでアイテムも選びやすくなります。
逆に、具体的にターゲットを絞らず幅広い層に向けてのノベルティであれば
シンプルで実用性のあるものを検討するということになります。
③何をどのように配るのか
ノベルティを配布する目的とターゲットが決まったら、いよいよアイテム選びに入ります。
ここでもう一つ意識したいのがどのように配布するかということです。
大規模な展示会や説明会の会場で配るのであれば少しくらい大きくなっても置き場所に困りませんが、
店頭配布するのであれば小さくコンパクトなアイテムを選択する必要があります。
アイテムを決めるポイントとしては
・配布する季節
・会社のイメージに合うアイテム、素材(SDGsに関心が高いならエコな素材など)
・カラー展開をどうするか
といった事も参考にしてみるといいでしょう。
季節にマッチしたノベルティ(夏ならうちわ、冬ならカイロなど)は非常に喜ばれますし、
会社や商品のイメージに合うアイテムはイメージアップに繋がります。
オリジナル性を高めるために、会社名やロゴは必ず入れるようにしましょう。
単色やフルカラー印刷など作りたいグッズに合わせてプリントします。
カラー展開も、1色のみでなく、3色などの色展開があると消費者が自分の好みに合わせて選ぶことができます。
ですが、あまりにも宣伝要素が強いと使いにくいグッズになってしまい、
本来の宣伝効果が発揮されなくなってしまうのでバランスを意識しましょう。
3.定番のノベルティアイテム
ここではどんな方にも喜ばれやすい定番のノベルティをご紹介します。
【衛生用品・除菌グッズ】
新型コロナウイルスの流行によって、除菌グッズや衛生用品の人気が高まっています。
<主なアイテム>
・マスク、マスクケース
・アルコール配合ウェットティッシュ
・アルコール除菌スプレー、除菌ジェル
・紙石鹸
日常的に着けるようになったマスクや除菌グッズは性別・年代問わず喜ばれます。
衛生的に使える不織布マスクや抗菌加工された布マスクなどさまざまな種類があります。
除菌スプレーは携帯しやすいミニボトルやペン型などが人気のようです。
【文房具】
単価も抑えられ、仕事や日常で使える場面の多い文具は、ノベルティ人気ランキングの常に上位にくる人気のグッズです。
<主なアイテム>
・ボールペン
・付箋
・メモ帳、ノート
・クリアファイル
ボールペンはノベルティの定番と言っていいほど良く見かけるグッズです。
ジェットストリームやフリクションボールなどのメーカー品も種類が豊富です。
単色のものだけでなく、3色一体のものや、シャープペン、タッチペンやライト付きの多機能ペンまで多くの種類があります。
制作に1本100円以下の低価格で作ることができるのもメリットの一つです。
付箋やメモ、ノートも日常的に使えるアイテムとして人気です。
レザー調のカバーにしてブランドのような高級感を出したものもあります。
【日用品・消耗品】
日用品・消耗品は、ノベルティとして渡されるほか、営業の方々が取引先などに年末年始のご挨拶回りなどで粗品として渡されることもあります。
<主なアイテム>
・タオル
・洗剤、石鹸
・カレンダー
・スマホ用品(マルチクロスやモバイルバッテリー)
タオルや洗剤などはギフトセットにもよくありますが、ノベルティとして渡す場合は基本的に単品で渡します。
【バッグ】
エコバッグやトートバッグも普段から利用する頻度が多く、利便性が高いため特に喜ばれるノベルティの一つです。
<主なアイテム>
・トートバッグ
・エコバッグ
・保冷バッグ
・ランチバッグ
トートバッグやエコバッグは気軽にその場ですぐに使えて、持ち帰ってからも長く使ってもらいやすいグッズです。
コットンやポリエステル、不織布など様々な素材でつくることができます。
レジ袋有料化などの理由からエコバッグには関心が高まっており、
環境や自然を連想させる綿や麻などのナチュラル素材やオーガニックコットン、リサイクル繊維等の素材も人気が出てきています。
トートバッグ・エコバッグ作りにおすすめの生地
商品名:HT-9520 エコペット(ECOPET)T/C交織チェック ギンガムチェック エコバッグ
ポリエステルのシワに強い特性とコットンの肌触りの良さを兼ね備えた、硬すぎず、柔らかすぎない素材です。ほどよいハリと厚みで家庭用ミシンでも縫いやすく、様々なシーンでご利用いただけます。
商品名:OSK-710-2 ナイロンタフタ刺繍 葉っぱ 草花 大人 エコバッグ 資材 ナチュラル
ナイロン生地に葉っぱモチーフを刺繡しました。軽くて強いナイロン素材なのでエコバックにピッタリ。
【タンブラー・ボトル】
年代問わず使えるタンブラーやボトルは周年記念や卒業記念品などにも人気です。
<主なアイテム>
・真空断熱ステンレスタンブラー
・スリムボトル
・サーモスなどのメーカー品
・特別な素材(陶器、バンブーファイバー)を使用したマグカップ
高級感も出せて誰にでも使いやすいグッズなので、ノベルティ以外に記念品として配ることも多いです。
500mlの大きなサイズからポケットマグと言われる120ml~200ml程の小さいものまで様々な種類があります。
タンブラーは300ml~360mlくらいのものが主流です。
ステンレスやプラスチックなど様々なデザインのものが選べます。
特別な素材となると、1個あたりの価格が500円を超えるものも多く大量に配ることは難しくなりますが、特別な記念品として印象を残すことも可能です。
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