【読み物】エコロジーの本当の意味は?

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エコカーとかエコバッグとかエコと付いた商品は沢山あります。
このエコと言う言葉はそもそもどう言う意味なんでしょう。

 

-目次-

1.エコはエコロジー(Ecology)か、エコノミー(economy)か?
2.沈黙の春
3.地球規模・世界規模での取り組み
4.だからエコが大切
5.ファッションとエコ

 

1.エコはエコロジーか、エコノミーか?

 

<エコロジー>

 

『エコ』と言う言葉。
なんとなく、エコロジーの意味で使っていました。
英語のecologyの意味を調べてみました。

 

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日本語でエコロジー、生態学、生態系を意味するんですね。
生態学は、生物は環境に、環境は生物に影響を与える、その相互作用・相互関係についての扱う学問分野。
エコロジーと言う考え方で作られた商品やエコロジーを謳う商品。
例えば、エコバッグや紙のストロー、マイボトルは、
私たち人間が自然や環境に与える影響をできるだけ減らそうという配慮から生まれたものです。
2020年7月からスタートしたプラスチックバッグの有料化により、エコバッグ(マイバッグ)を利用し始めた方も多いのではないでしょうか。
実際にエコを意識してエコ製品を使用している人はそう、多くはない気がしますが、
最近ではこのような環境保護や自然保護を意識した商品や活動が増え、私たちの生活の中に取り入れやすくなりました。

エコロジストと言う言葉はご存知でしょうか?
エコロジストとは、生態学者を指しますが、
自然環境保護の考えを持って行動する人のこともまたエコロジストと呼ばれます。

エコロジー運動をしていると意識はまだまだ低いですが自然と生活の中に取り入れられる生活は、エコロジストの第一歩かもしれませんね。

 

<エコノミー>

 

economyは、経済や節減を意味する言葉。

 

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経済的な節約を意味するエコノミーと言う概念で取り入れられているモノ(こと)は、
省エネとか、エコモードなどの機能の他、エコカーやエコ住宅もそうです。
テクノロジーにより消費するエネルギーを抑えることで地球環境を保護すると言うものです。
エコノミーを意識したモノづくりもまた、生活家電や建築物など、私たちの身近な場所で近年、増えています。

どちらも環境問題を意識したエコなモノづくりですが、どのような形で環境を保護するかが違うようですね。

 

<オイコス>

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オイコス、聞いたことありますか?
最近、こんな名前の商品が良くある気がしますが。。。
オイコスと言う言葉はエコと深い関係があるのです。
そもそも、「エコロジー」と言う言葉を最初に使ったのは、ドイツのヘッケルと言う19世紀の生物学者だそうです。
ギリシャ語のオイコス(oikos=家、経済)とロゴス(logos=論理)が語源となり、この2つを合せた言葉がエコロジー(ecology)と言われています。
造語みたいな感じでしょうか。
ですが、近代(15世紀~16世紀)より前、つまり、ヘッケルよりも、もっともっと前からエコロジーの研究が行われていたようです。

 

2.沈黙の春

 

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1960年代に出版されたアメリカのレイチェル・カーソン著書の警告本。
当時は、『生と死の妙薬-自然均衡の破壊者〈科学薬品〉』のタイトルでしたが、1974年にこのタイトルになりました。

日本では、1971年に農薬登録が失効した有機塩素系の殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性について
これらの化学物質が大量に使用された時に、自然の生態系、生物、人間はどうなるかを鳥たちが鳴かなくなった春という出来事を通して書かれた作品。

50年も前に出版された本ですが、
人々と生物と自然がこれから先も上手に共存していくための「エコロジー」人間が環境に与える影響、環境が人間に与える影響を考える上で
読む意味のある本だそうです。

 

3.地球規模・世界規模での取り組み

 

<SDGs>

先日、SDGsについてと投稿しました。
SDGsには、17の課題がありこの課題解決に向け、今、世界中で多くの取り組みが行われています。
もちろん17の課題の中には、エコに関連する課題がいくつもあります。
昨日(4/22)、米国主催の気候変動サミットが開かれました。
菅首相は、温室効果ガスの削減目標について2030年度に向け2013年度比46%削減すると表明しました。

 

<温室効果ガスを減らすことは温暖化を防ぐことに繋がる>

 

温室効果ガスが増えるとなぜ温暖化に繋がるのでしょう?
太陽からの熱が地球の海や陸に届くことで地球が温められています。
また、この熱は宇宙に放出され、呼吸をするように地球の熱のバランスが取られています。
ところが、温室効果ガスはこの放出される熱を一部、吸収してまい、熱の放出を妨げてしまっているのです。
まるで魔法瓶のように。
だから、温室効果ガスが増えれば増える程、太陽から降り注ぐ熱を吸収し、地球温暖化になってしまうのです。
減りすぎると寒冷化となってしまうので住みやすい環境をつくるにはバランスが大切です。

 

<温室効果ガスはどのように作られる?>

 

温室効果を削減するためには、どうした良いか。
まず、温室効果ガスがどうやって作られているかを知る事が大切です。
温室効果ガスの代表といえば、二酸化炭素。
化石燃料を燃やすことで二酸化炭素が発生します。
化石燃料とは、石油や石炭、天然ガス。
私たちの生活で大切な電気やガスも石化燃料を使用しています。
私がこうしてこの投稿を書くためにパソコンを使用するのも。
また、自動車から排出されるガスやゴミを燃やした際にもガスが発生します。

 

4.だからエコが大切

 

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温室効果ガスを減らすためのエコノミーなモノづくりとエコロジーなモノづくり。
2つの意味でエコを考えることがとても大切です。
世界が一つとなり環境破壊・環境負荷について考え、本来の地球を取り戻さなくてはいけません。
テクノロジーの発展により便利になった生活ですが、失ったものを取り戻すため
今度はエコと言う目的を持った新たなテクノロジーが必要です。
30年度に46%削減できるように。

 

5.ファッションとエコ

 

繊維の世界にいる私たちもエコを意識したモノづくりやファッションを考えなくてはいけません。
ファッション業界でもエコな製品や取り組みがされています。

 

<サステナブル(持続可能な)ファッション>

 

◇アイテムを生産するための背景は環境に配慮されているか。

 

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SDGsの課題では、自然に対する環境問題だけでなく労働における環境についても触れています。
例えばオーガニックコットン。
綿花を育てる方法や生産に携わる人びとの暮らしや環境を守ることになつながる素材です。

オーガニックコットンを見る

◇製造過程だけでなく使用後の環境についても配慮することも重要。

 

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使い捨てではなく、モノを大切に使うことや、新たなモノに生まれ変わらせるリサイクルと言う方法も環境を守る大切な活動です。
リサイクルで作られた素材を使用してみるのも、エコ活動の第一歩です。

リサイクル素材を見る


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