衣装を選ぶ際に「素材」が大事なポイントとなります。
素材選びを間違えると、シワシワになってしまったり、安っぽく見えてしまったりと見栄えが悪くなってしまいます。
今回はそんなときのために、豊富な生地の中から、用途別の衣装製作向きの生地、特徴をご紹介いたします。
衣装製作の際の参考になれば幸いです。
目次
1.フラダンス
フラダンスの衣装は通常、軽やかな素材で作られています。フラダンスは優美な動きやスカートの振りが特徴です。
動きを美しく見せる、なめらかな光沢感のある生地が好まれます。無地使いはもちろん花柄をプリントしプリント生地を使用する方もいます。
フラダンス衣装におすすめの生地
■T/Cブロード
綿ポリブロードはシワになりにくく、何度も繰り返し洗っても耐久性があります。
色落ちにも強く、長くお使いいただけます。
普通地よりも薄手で、布の下に手をかざすと手のシルエットが見えるくらいの透け感と程よいハリがあります。
薄手ですので、ギャザーたっぷりのスカートにおすすめです。
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2.フラメンコ
フラメンコドレスには通常、重みのある生地が使用されます。フラメンコダンスはスカートが広がり、しっかりとしたフレアが必要です。大きなフリル(ボランテ)と水玉柄(ルナーレス)をイメージする人も多いでしょう。
フラメンコ衣装におすすめの生地
■ポリエステル
ポリエステル生地は非常に耐久性があります。摩擦や引っ張りに対して強く、長持ちします。
頻繁に着用される衣装や高い耐久性が求められる衣装におすすめです。
また、ポリエステルはシワになりにくい素材のため、衣装を整えやすく、アイロンがけの回数を減らすことができます。
湿気にも強く速乾性が高いため、汗をかいた場合でも早く乾くことや太陽に長時間さらされても色褪せしにくいのも魅力です。
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3.バレエ
バレエ衣装はストレッチ素材やジャージなどの伸縮性が高く、通気性のある素材が好まれます。
バレエの踊り手の動きを制限せず、ストレッチ素材の快適さがバレエにぴったりです。
バレエ衣装におすすめの生地
■ストレッチ
ストレッチ生地は伸縮性があり、着心地、動きやすさが抜群なため人気がある生地です。
ストレッチ生地は体にフィットしやすく、シルエットに沿って伸び縮みします。これにより、体のラインを美しく引き立て、洋服がより体に密着して見えます。また、着用後に生地が伸びたままになる心配が少なく、長時間の着用でも形状が保たれます。
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■チュール
チュール生地は非常に軽くて風合いがあり、透け感もあるので美しさを創り出すのに効果的です。
また、チュールは多目的でドレス、スカート、ショール、帽子などさまざまなステージの衣装に使用できるのも魅力です。
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4.ステージ衣装
ステージ衣装には舞台の照明下での生地の光沢や反射する生地が好まれます。
光を受けて輝く生地を選ぶと、視覚的に魅力的に見えます。
ステージ衣装におすすめの生地
■サテン
サテン生地は光沢があり、美しい輝きを放つため、特別なイベントやフォーマルな場面に適しています。
光に当たると、豪華で洗練された印象を与え、非常に滑らかで肌触りが良く、着心地が快適です。
またサテンは染色に適しており、鮮やかで鮮明な色彩やデザインを実現できます。カラフルな衣装や華やかなデザインに向いています。
ステージ衣装、ハロウィンなどのコスプレ衣装などでよく使用されます。特にマント、ガウンやドレスなどの長い衣装に適しています。
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■オーガンジー
オーガンジーは薄く軽い透明な織物です。
透明性があり、柔らかな光を通すことができるシアーな質感は、重ね着やレイヤリングに適しています。
他の生地と組み合わせてエレガンスさを演出できます。
例えばスカートの上に重ねてかさ高くしたいのであればオーガンジーが最適。薄いのに張りがあるので、ギャザーを寄せたときのボリュームがでます。
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■ジャガード
ジャガードは生地の表面に花柄、アニマルなど、多彩なデザインが浮き出ているような立体感があります。これにより、平面的なデザインよりも高級感を衣装に加えることができます。フォーマルな衣装や特別な場面で着用されることが多い生地です。また、織り方が密で丈夫なため、耐久性が高い生地とされています。衣装が長持ちし、多くの洗濯サイクルに耐えることができます。
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5.園児の発表会
子供たちの快適さと安全性を考慮して、柔らかく通気性のある生地が適しています。綿やポリコットンなどの天然繊維が良い選択です。
幼稚園や保育園のお祭り衣装は子供たちが長時間着用することが多いため、快適さが重要です。また、安全性も考慮し、引っかかりやすい装飾や細かなパーツは避けるべきです。