バーズアイとは小鳥の目のように見える格子模様が特徴のスーツによく使われる生地のこと。
遠くで見たら無地に見えるけど近くで見たら柄が見えるなんてスーツ、見たことありませんか?
バーズアイという生地は古くからある生地でクラシックなテイストにはぴったりの素材です。
-目次-
1.バーズアイとは?
-バーズアイ生地の特徴
2.どんなアイテムに使われるの?
3.まとめ
1.バーズアイとは?
バーズアイ(英語:bird’s-eye)という名前の通り、小鳥の目のような小さな○(まる)が無数にある生地のことです。
バーズアイは英国生地としてグレンチェックやハウンドトゥース(千鳥格子)と並ぶ古くからある伝統的な柄です。
現在でもビジネススーツには欠かせない定番のスーツ生地となっています。
婦人服ではあまり見かけない素材なので、どちらかといえば男性に馴染み深い生地ではないかと思います。
バーズアイ生地の特徴
バーズアイの生地は、遠くから見ると無地に見えますが近くで見ると織柄が見えるようになります。
この模様は織りによって現れ、日本名では「鳥目織り」とも呼ばれています。
大きな柄(ビッグバーズアイ)から小さな柄(スモールバーズアイ)まで変化も多いです。
生地表面に起伏感があり、派手ではなく落ち着きのある印象にしてくれます。
異なる2色の糸で織られ、光沢が抑えられたマットな質感が特徴的です。
2.どんなアイテムに使われるの?
バーズアイの生地といえばスーツ生地の定番。
メンズスーツやジャケットに使われます。
ビジネスシーンでのファッションでは派手なものはNGとされ好まれません。
ですが派手なものを避けると同じような物ばかりで飽きてしまう
ストライプ以外の柄も着たいがチェックは着づらいなどビジネスマンならではの悩みも…。
バーズアイは柄物に分類されますがスーツでは無地と同じ扱いになることもあり
派手な装いが難しいビジネスマンでも安心して着用できます。
シンプルで表面感のある生地がスーツの印象も柔らかくしてくれます。
無地の生地に比べ大人っぽい渋みのある生地で、落ち着いた貫禄のある雰囲気があります。
カジュアルな雰囲気も持ち合わせている生地ですが、どちらかといえば4~50代くらいの渋さが増した年代の方が
よく着ているスーツというイメージもありますね。
もともとクラシックな雰囲気が強い生地なので、渋さを押さえて着用したい場合は色味とのバランスが重要です。
ブラウン系の色味は大人っぽいクラシックな雰囲気を出すにはぴったりの色味です。
ですが生地の渋さをより強調することもあります。
カジュアルに着用したいならブルー系、ネイビー系やグレー系がオススメです。
ビジネスシーンにはもちろんデイリーに着ることもできます。
普段のお仕事や子供の入学式、ドレスコードがあるレストランなどなど。
カジュアルウエディングのような形式が堅くない結婚式にも着用できます。
あらゆるシーンで着用できるのが魅力のバーズアイですが、弔事(お通夜、お葬式)には不向きなので喪服を着るようにしてくださいね。
バーズアイは秋冬に人気の柄で、ウール素材の暖かそうな生地で見かけることが多いのですが素材により季節問わず着用できます。
コットンやポリエステル素材のボタンダウンシャツやカジュアルシャツなどもあり春夏にも着用できるアイテムもあります。
3.まとめ
今回はスーツに使われる生地の中でもバーズアイを特集していきました。
今持っているスーツとは違う雰囲気のスーツをもう1着欲しい、スーツ選びにこだわりたいという方にもおすすめの素材です。
生地選びの参考になれば嬉しいです。