【読み物】これからの季節にぴったり 通気性の良い布

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5月もまだまだ半ばですが、梅雨の気配を感じるようなジメジメとした天気が多くなってきました。
洋服や身の回りの布雑貨もさらっと使えるものが必要になってきますね。
マスクもまだまだ手放せません。

暖かくなってくると、洋服などでよく『通気性』という言葉を聞きますよね?
通気性とは言葉の通り空気を通す性質のこと。
この通気性が良いと、蒸れた空気がこもらないので、肌触りも良く快適に過ごすことができます。

そこで今回は暑くなる季節に備えて、通気性の良い布について特集します。

 

通気性の良い素材

 

コットン

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コットンは身の回りでよく使用される天然繊維の一つです。
綿の繊維は中が空洞になっていて、風が通りやすいため通気性が高いです。
さらに通気性に加え、吸水性、吸湿性にも優れているため、夏の衣料品にも使われています。

また重ね着することで保温性が高まるので、冬の衣料品にも使えるというオールシーズン活躍する素材です。

 

リネン

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リネンは繊維の断面に凸凹があり、中に穴が空いたような形をしています。
これが空気を取り入れられるような構造になっていて、速乾性にも優れています。
(しかも吸水性はコットンの4倍!)
リネンの清涼感のある着心地はこういった特徴があるからなんですね。
熱伝導性にも優れているので、接触冷感のような効果も期待できます。

また、リネンは麻素材の一種で他にもラミーやヘンプなどの種類があり、それぞれ違った風合いがあります。

 

ポリエステル(化学繊維)

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スポーツウェアなどにも使用されるポリエステルですが、実は他の合成繊維同様、繊維自体の通気性は高くありません。
ですが、生地の織り方によって通気性を良くすることができます。
(最近では機能性ポリエステルといった天然繊維に近い構造の繊維も登場していますね)
水分を素早く蒸発させる速乾性にも優れているので、夏でも快適に着用することができます。

ポリエステルはとても丈夫な素材で何回洗濯しても型くずれしにくく、シワになりにくいというメリットもあります。

 

通気性の良い生地

 

ガーゼ

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ICMOrganicWGauze オーガニックダブルガーゼ 日本製 Made in Japan

 

手作りマスクには欠かせない素材のガーゼ生地。
ガーゼは甘く撚った糸を粗めに平織りした薄手の生地です。
一番薄いシングルガーゼから、シングルガーゼを2枚重ねて厚みをもたせたダブルガーゼと種類も豊富です。
(さらにトリプルガーゼや最も厚い6重ガーゼなどがあります。)
マスクだけではなく、夏のパジャマなど衣料品にも人気のある生地です。

 

シーチング

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7021-1730-2 C/Lシーチング

 

シーチング生地は比較的太い糸で粗めに織った平織物の生地です。
通気性の良さから、シーツや枕カバーなどの寝具に多く利用されています。
縫いやすい素材なので、衣服やバッグなどの裏地としても使用されています。
購入しやすい価格もポイントで、かわいいデザインのプリント柄など、色柄が豊富なので様々なアイテムを作るのにオススメです。

 

ブロード

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AD8500L ブロード 55M

 

ブロードはシーチングよりさらに密度の高い平織りの生地です。
表面に上品な光沢があり、手触りが滑らかで、シャツやブラウスなどの服に向いている生地です。
もともとはウール素材を使った毛織物でしたが、現在ではコットン100%のものが主流です。
家庭での洗濯も問題なくできますが、シワになりやすいためアイロンがけが必要になります。

 

ローン

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KKC600 綿60ローン染

ローンは細番手の糸で平織りした生地で、触り心地はとても滑らかです。
薄い生地ですがハリやコシがあり、女性用の春夏用シャツやブラウスなどに使われます。

平織りの丈夫な生地ではありますが、伸縮性はなく破けやすいというデメリットもあるため洗濯する時はネットに入れるなど注意が必要です。


通気性の良い布は、紹介した生地以外にもたくさんあります!
ぜひチェックしてみてくださいね。

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