
私たちが日々身に着ける衣服。
その一枚一枚には、実は知られざる物語が隠されています。
KOFYの製品は、そんな物語を紡ぐ「糸」から始まります。
本記事では、綿100%とは思えないラグジュアリーな光沢感を保つ生地、KOFYをご紹介します。
1.糸からはじまるストーリー

豊かな自然に囲まれた大町工場
標高3,000m級の山々が連なる北アルプスと、「仁科三湖」と呼ばれる3つの湖に恵まれた、長野県大町市。
㈱近藤紡績所・大町工場は、清らかな水に恵まれた、紡績に適した環境に立地しています。
糸は、糸そのものが人の肌に触れることは少なく、紡績、染色、編織、縫製…と工程を経て、衣服になってはじめて人の肌に触れるものです。
㈱近藤紡績所は、創業100有余年、原点である糸づくりに、真摯に向きあい、生産ラインの自動化や効率性を追求する一方、新開発糸は人的作業を経て、細かなニーズに対応してきました。
国産、メイド・イン・ジャパンの安心性と、たしかな品質を維持し、「人・モノ・まち」が互いに調和するモノづくりを続けています。
コットンプロジェクト

2015年、大町工場の土地を活用して、綿花栽培を行っています。
紡績工場でありながら、綿栽培を知らない社員も多かったことから、原料の大切さを学ぶきっかけとなるよう始まった試みです。
名付けて、“コットンプロジェクト”。
近年では、地域の小学校や保育園の子どもたちを招いて、綿の種まき体験、綿摘み体験などを実施しています。
自然と綿、地域の人とのふれあいを通して、「人」と「糸」とを繋いでゆく。
そうして生み出された糸から織り上がる生地は、あなたの何気ない日常の中にも特別な一枚として寄り添っていくのではないでしょうか。
2.光沢感を生み出すKOFYのこだわり

厳選した素材と特殊な仕上げ技術によって、誰もが思わず目を奪われる光沢感を実現します。
糸づくりの原点を見つめ直し、人や地域との協力を深めながら高品質な生地となったのが、今回ご紹介するKOFYです。
KOFYは光沢感と肌触りの良さを追求した生地ブランド。
KOFYは、
Kondobo
Omachi
Factory
Yarn
の略称です。
オリジナル糸【ARMONICOS®】(アルモニコス)を使い、それぞれの商品に合わせて紡績機械を自在にカスタマイズ。
独自の製法を施すことで、光沢のあるラグジュアリーな素材に仕上げています。
綿100%とは思えないほどの光沢感と、なめらかな手触り。
衣服を作る人の創造力をかき立てる、上質な生地を、一度お手にとって体感していただきたいです。
3.生地ラインナップ
KOFYってどんな生地?ここでは、KOFYの生地ラインナップを一挙公開!
【モックロディ】
モックロディとは、他の丸編みニット組織よりも高密度(ハイゲージ)に編みこまれたジャージ素材です。
カットソーと布帛の中間的な素材で、ハリ感と伸縮性があります。
【サテン】
KOFYのサテン生地は、シルクのような光沢感と柔らかさがあり、着心地の良さと上品さを兼ね備えています。
某アパレルブランドのシャツ生地に採用されています。
【コール】
シャツ地としても活躍するある程度の薄さと軽さがありながら、しっかりとした丈夫な質感。
カラーコディネートが楽しめる色展開で、コーデュロイの畝が光沢を増し、着る人の気分もアップすること間違いなしです。
【裏毛】
ハイゲージの裏毛編み機を使用した、サラッとした生地感のニット地です。
裏の起毛はほとんどなく、真冬以外の3シーズン活躍しそう。
白、黒、グレーなどのベーシックカラーはもちろんのこと、#4ガーネットの深みのあるレッドが大人の雰囲気を演出します。