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生地1枚で変わる 裏地の役割

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おすすめの裏地生地をご紹介します。

■高級感を出すのに最適な柄物生地を集めました。

■使いやすい無地素材を集めました。

 

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スーツ、ジャケット、スカート
レッスンバッグ、子供ワンピース、マスクなどなど
私達の身の回りには裏地を使ったアイテムが沢山あります。

さて、その裏地ですが見た目以外にも重要な役割があることを知っていますか?

今回は裏地の役割や裏地生地の選び方について解説していきます。

 

 

1.裏地って何のために付けるもの?

 

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裏地の目的には以下のようなものが挙げられます。

◎透けるのを防ぐ

◎表生地を補強する

◎保温性を高める

◎滑りを良くする

◎おしゃれ

 

目的別に詳しく見ていきましょう。

 

◎透けるのを防ぐ

薄手のローン生地やシフォン、レースが表地の服は1枚だけだと下着まで見えてしまいます。

裏地には透け防止効果があるので、薄手の洋服を安心して着ることができます。

また、裏地もデザインの一部とするなどオシャレな使い方もできます。

 

◎表生地を補強する

薄手の生地や、耐久性の低い弱い生地などは普通に使用しているだけでもすぐに傷んでしまうことがあります。

洋服の内側(裏側)は体に常に触れているので、摩擦などの負荷が大きく傷みやすいんです。

洋服の裏地に耐久性のある生地を使うことで、表生地の耐久性が低くてもある程度丈夫に作ることができます。

また、型崩れの防止などの目的で付けられることもあります。

裏地を付けることによってきれいなシルエットを長く保つことができます。

 

◎保温性を高める

1枚では温かい空気が外へ逃げてしまう場合に、保温性を高める目的で裏地が付けられる場合があります。

沢山重ね着をしなくても暖かく快適に過ごすことができます。

 

◎滑りを良くする

ストレッチ性のない服でも、裏地にツルツルした滑りのいい素材を使うことで着脱しやすくなります。

引っかからず動きを邪魔しないのもポイントです。

着脱時に発生する静電気を抑制する効果もあります。

 

◎おしゃれ

コートやジャケットなど表から裏地が見えないものなど、
あえて別の素材にしたり、色柄物を使用したりすることがあります。

見えない部分のデザインにこだわることで気分が上がったり
袖をまくって見えるようにしたりと着こなしの幅も広がります。

 

裏地には重要な役割があったんですね。

 

2.裏地が付いているアイテム

 

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裏地が付いているアイテムには次のようなものがあります。

・ジャケット、スーツ

・スカート、ワンピース

・子供服(メッシュ、レース生地の裏地)

・カバン

・ポーチ、財布

・マスク

・カーテン

 

洋服に使われる裏地には透け防止、表地の補強、保温など様々な目的があります。

 

手作りマスクでも肌が敏感な人やつけ心地にこだわる人は肌触りの良い素材を裏地として付けたりしますね。

 

インテリア用品のカーテンにも裏地が付いているものがあります。

裏地付きカーテンには様々なメリットがあります。

生地と生地の間に空気の層ができるので、保温性が高まり、さらに冬の時期は結露も減少します。

さらに、窓から入る熱を防いで部屋の温度も上がりにくくなるので冷房も効きやすく夏にもおすすめです。

他にも遮光性が高い、生地が傷みにくくなるなど良いこと尽くめなので
カーテンを購入するときは検討してみても良さそうですね。

 

3.裏地に使われる生地の種類

 

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ここまで裏地の役割について解説してきましたが、
実際に裏地に使う生地はどんなものを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

また、シフォンやオーガンジーのような柔らかい表地に
丈夫でハリのある素材を裏地としてしまうと表地の風合いを損ねてしまいます。

裏地の目的や表地の素材との相性を考えながら選ぶ必要があります。

素材の目的別にご紹介していきます。

 

丈夫で使いやすいもの

裏地は表生地より肌に触れる時間が長いため、洗濯等の摩擦も加わりどんどん弱くなっていってしまいます。

丈夫な生地を選びたい場合は、合成繊維のポリエステルナイロンがおすすめです。

ポリエステル、ナイロンはコットンなどの天然繊維と混紡することによって、耐久性を上げることもできます。

通販などでも安い価格のものも多く使いやすいというのもメリットです。

 

【特徴】

ポリエステル

丈夫でシワになりにくい
摩擦に強い
乾きやすい
※毛玉になりやすい、静電気を起こしやすいという弱点も

 

ナイロン

弾力性があるのでシワになりにくい
引っ張りに強い
乾きやすい
※長時間経つと黄変しやすい、熱に弱い

 

肌触りが良いもの

長時間肌に触れているからこそ肌触りにはこだわりたいもの。

肌が敏感な人にもおすすめなのが天然素材のコットンや木材パルプを原料とするレーヨンです。

 

【特徴】

コットン

吸水性・吸湿性に優れる
なめらかな肌触り
冬暖かく、夏は涼しい

 

レーヨン

なめらかな肌触り
通気性・吸湿性に優れる
上品な光沢感
※水に弱い性質があるので洗濯するには注意が必要です

 

高級感を出したい

上品なジャケットやスーツ、コートなど高級感を出したい場合はシルクキュプラがおすすめです。

キュプラは植物を原料とする再生繊維の一つですが、レーヨンとは原料が異なります。

キュプラの原料はコットンリンターと呼ばれる綿花の産毛部分です。

 

【特徴】

シルク

なめらかな肌触り
上品な光沢
吸湿性・放湿性に優れる
静電気が起きにくい
※水と摩擦に弱いので取り扱いには注意が必要

 

キュプラ

なめらかな肌触り
滑りがいい
吸湿性・放湿性に優れる
静電気が発生しにくい
※摩擦に弱いので洗濯時には注意が必要

 

温かくしたい

保温効果を高めるにはウール素材ボア生地などの起毛素材を選ぶのがおすすめです。

ウールは羊から取れる繊維で動物素材です。

繊維が縮れた構造になっていて空気を取り込むことで保温性がアップします。

 

起毛素材は生地の表面を毛羽立たせる加工をした布(生地)のことです。

使用される素材にはコットンやウールなどの自然素材からポリエステルやアクリルなどの合成繊維までさまざまです。

起毛させることで温かい空気をたくさん取り込むことができるので温かさを保つことができます。

 

【特徴】

ウール

保温性に優れる
吸湿性
伸縮性
※虫食いの被害にあいやすいので保管には注意が必要

 
 


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