
春夏の装いに取り入れやすい軽やかなシフォン素材。今回は、シフォン素材の特徴やお手入れ方法をはじめ、他の透け感のある生地との比較やシフォンを使ったアイテムなど、幅広くご紹介します。
ふんわりとした透け感が魅力のシフォンワンピをはじめ、ブラウスやスカートなどのアイテムも人気が高く、大人女性から若い世代まで幅広く愛されています。
なかでもシフォンドレスやロングワンピは体型カバーにも役立ち、初めて挑戦する方にもおすすめです。
この記事ではシフォン素材を快適に着こなすための基礎知識と、透け防止のコツや洗濯・収納のポイントまで詳しくまとめました。ぜひ最後までご覧いただき、春夏のコーディネートに活用してみてください。
-目次-
-特徴
-素材(原料)
-シフォン素材の洗い方
-シフォン素材の収納
-シフォン素材の縫い方
-ジョーゼット
-オーガンジー
-チュール
-洋服
-雑貨
1.シフォン素材ってどんな生地?
ふんわりとした質感や上品な透け感が魅力のシフォン素材。まずはシフォンの基本的な特徴や原料、お手入れ方法について確認しておきましょう。
シフォンは薄手ながらもしっかりとした織りが特徴で、肌触りがソフトなため着心地のよさが魅力です。軽やかで通気性も高く、特に春夏にぴったりな素材です。
その反面、透け感があるのでインナー選びが重要となり、組み合わせによっては上品にもカジュアルにも着こなしをアレンジできます。
また、シフォン素材は多様な原料から作られているため、値段や風合いも幅広く、コーデやシーンに合わせて選択できるのもポイントです。
デリケートな生地ゆえに、少しのお手入れの手間がかかりますが、正しい扱い方を覚えれば、お気に入りのシフォンアイテムが長く愛用できるようになるでしょう。
■特徴

シフォン生地は薄手で軽く、透明感が特徴的な素材です。
“シフォン”という名前はフランス語で薄い布という意味の「chiffe」が由来とされています。
主な特徴は
・ドレープ性に優れる
・軽量
・透け感がある
・滑らかな手触り
シックで透明感があり、春夏のレディース衣料に多く使用されます。
また、エレガンスな印象を与えることからイブニングドレスの素材としてもよく利用されます。
シフォンはたて糸とよこ糸を交差させながら織られた平織りの生地です。
強撚糸を使用することによって柔らかくシワになりにくい生地になります。
強撚糸(きょうねんし)とは強く撚られた糸のことで、わずかに荒い感触(シャリっとした感じ)と伸びを引き起こします。
☆強撚糸の特徴☆
・しわになりにくい
・シャリ感とさらっとした風合い
・強度が高い(毛玉が出にくい)
☆おすすめのシフォン生地☆