【読み物】愛犬服 ハンドメイド生地選び

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昔と違って今は犬もおしゃれをする時代。

ペットショップだけでなくECサイトや通販でも犬の洋服屋さんが沢山。

種類も豊富でシーズンによって素材が違ったり、イベントに合わせたコスプレデザインなども販売されています。

ペット服は進化しています。

今回はそんな、犬の服に絞ってかわい~ワンちゃんたちのためのおすすめ素材をピックアップ。
(ネコ好きさんごめんなさい。)

洋服だけではなく小物や散歩バッグに合う素材もご紹介します。

 

犬服の生地選びの前に

 

ドッグウェア用の素材選びをする時は、犬の気持ちになってみましょう。
洋服なんて着たくないって思っているかもしれませんが・・・。
(もちろん、嫌がっていたら直ぐに脱がせてあげて下さいね。)
飼い主さんも犬も満足できるよう、まずは犬の特徴を知ることが必要です。

 

犬の特徴 <視覚>

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犬の目は動体視力に優れていますが色を見分けるのが得意ではありません。
元々は夜行性なので弱い光があれば暗闇でも見ることが出来ます。

>洋服の色は、飼い主さんの満足できるものでOK

 

犬の特徴 <聴覚>

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犬がちょっとした物音にも反応するのは人の4倍程の聴力があるからです。
低い音よりも高い音が好きなので、男性よりも声のトーンが高い女性になつきやすいそうです。
犬とお話しをする時は男性も女性のような声で話すといいかもしれませんね。

>耳のそばに鈴などの飾りを付けると犬にとって、ストレスになるかもしれません。

 

犬の特徴 <嗅覚>

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人の4倍程もある聴力をさらに上回る犬の嗅覚は、なんと人の100万倍と言われています。
検疫探知犬や、警察犬は犯人の臭いや所持品の臭いをかぎ取って追跡したり、
災害救助犬は瓦礫の下敷きになってしまった人を探したりとこの嗅覚を使って活躍しています。

>犬の服を洗濯する際は、香りの強い洗剤や柔軟剤は苦手かもしれません。

 

犬の特徴 <尻尾>

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犬の尻尾はいろいろな動きをします。
喜んでいる時や怒っている時、怯えている時など感情によって動きが違ったり、
スピードを落とす時や急カーブの時など尻尾を使ってバランスをとったりもします。

>尻尾が出るデザインにしてコントロールできるようにしてあげなくてはいけませんね。

 

犬の特徴 <肉球>

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犬の汗腺は鼻の頭と肉球にしかないそうです。
犬はハアハアと舌を出して呼吸をし体温調節をしますが、それだけでは足りない時は、鼻と肉球の汗腺を使って体温調節をするそうです。
また、厚い角質層により多少温度が高い場所や寒い場所でも走り回ることが出来るほか、
人が靴を履いているのと同じように歩いたり飛び跳ねたりする時の衝撃を抑える緩衝材のような役割もあります。
(※炎天下のマンホールの上は高温になっているので散歩の際は注意が必要です。)

>肉球からの感覚や体温調節機能を妨げてしまう可能性がある靴や靴下は、必要なさそうです。

 

犬の特徴 <皮膚>

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犬の皮膚も人の皮膚も同じ3構造で出来ています。
外側から、表皮→真皮→下組織。
しかし、肉球でも書いたように犬の皮膚には汗腺はありません。
また、表皮の角質層は人の1/3程の厚みしかないので刺激や乾燥に弱いそうです。

>外的刺激から身を守るためにも洋服を着ると良いかもしれません。肌触りが良く、刺激の少ない繊維を選ぶことが重要です。

 

犬の特徴 まとめ

●色は飼い主さんの好みと愛犬の毛色に合わせて。
●耳回りに音のするアクセサリーを付けるのは耳障りかも。
●香りのきつい洗剤や柔軟剤は避けましょう。
●しっぽと肉球で感覚を感じられるデザインに。
●チクチクするような素材はNG!刺激の少ない肌触りの良い素材を選ぶべし。

 

犬服に向いている素材ピックアップ

 

動きやすい素材と言えば、ニット&カット。

伸縮性のあるニット素材やカット素材は、動きやすいだけでなく着脱もしやすいのでとても便利です。
但し、縫製にはロックミシンが必要となります。また、使用する糸もロックミシンにはウーリー糸を通常のミシンにはニット用の糸を用意してください。

ニット生地と言えば・・・。

天竺ニット

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Tシャツ・タンクトップに使用されていることが多く馴染みのある平編み素材です。
ゴム編みのフライスに比べ薄手で伸縮性も低めです。
薄手なので夏に最適です。
裁断すると裁ち端がクルッと丸まります。Tシャツ・タンクトップ。

天竺一覧はこちらから

フライス

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ゴム編み(リブ編み)で編まれたフライスは、横方向への伸縮性が高いので動きやすく快適です。
天竺に比べ若干肉厚でしっかりとした印象です。
Tシャツや肌着、スパッツに最適で襟ぐりに利用されることもあります。

フライス一覧はこちらから

スムース

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両面編みで、どちらも平編みに見える生地なので表裏の区別がありません。
スムースと言う名前の通り、表面がなめらかで肌ざわりがツルッとしていて着心地が良いのでベビー服・子供服・肌着にも使用されます。
もちろん犬用にもピッタリ。
目が詰まっていて肉厚なので冬のTシャツやルームウェアにも最適です。
伸縮性はもちろん、柔軟性、吸湿性、保温性にも優れています。
裁ち端部分も丸まらないのでハンドメイドにも向いています。

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リブ生地(スパンフライス&スパンテレコ)

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リブ編み(ゴム編み)のニット生地は、スパンテレコとスパンフライスがあります。
スパンテレコもスパンフライスもほぼ同じですが、スパンフライスは畦編み(表目と裏目を交互に編む方法)にはなっていないので
生地の表面がフラットなため、スパンフライスのほうが若干、薄く感じます。
Tシャツやトレーナーの襟ぐりや袖口・裾などのリブとして使用されています。

スパンフライス一覧はこちらから

ダンボールニット

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名前の通り、段ボールのような構造の生地です。
2枚の生地をつなぎ合わせたニット素材で生地と生地の間に空気を含むことで暖かく、軽く柔らかい素材です。
2枚の生地で出来ているダンボールニットはふっくらともちもちとした感触で表面はツルッとなめらか。
厚みかがあるのでスウェット感覚で着られます。
トレーナーやパーカー、ワンピースやボトムス、軽めのアウターにもおすすめです。

ダンボールニット一覧はこちらから

肌に優しいオーガニックコットン

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繊維の傷みが少なく、肌触りの良いオーガニックコットンは、
繰り返し洗ってもガサガサせず堅くなり辛いのでお肌への刺激も少ないので外的刺激の弱いワンちゃんにもおすすめです。

オーガニックコットンニット一覧はこちらから

飼い主さんが嬉しい防汚素材

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ナノ(10億分の1メートル)の領域で分子を操作し物質の改良を図るナノテクノロジーを応用した素材、NANO-WING。
NANO-WINGの特徴は、
●撥水、撥油性に優れ汚れにくい。
●染み込んだ汚れも落ちやすい
●いつもソフトな風合い。
●吸湿性・透湿性は従来の綿素材と同様。
●速乾性、耐久性あり
わんぱくなワンちゃんが外遊びをして洋服が汚れても汚れが落ちやすいのが嬉しい。
ニット素材はございませんが、ワンちゃんにも嬉しいストレッチ素材がございます。

NANO-WING一覧はこちらから

 

犬服の作り方は?

我が家では子供が小さい頃、子供と愛犬のお揃い服を作っていました。
でも、人の洋服と違い、犬の服の型紙ってどう描くのか分からないって方も多いですよね。
今は、犬服のパターンも通販やネットで販売されているので1枚買っておいても良いかもしれません。
私も犬用の型紙は描いたことがなかったし、当時はあまりパターンも販売されていなかったので、
こんな方法で型紙を描いていました。

 

オリジナル簡単裏技をご紹介!!

ある日、100円ショップでドッグウェアを発見。
比較的、色々なサイズがあったので中から愛犬に近いサイズをピックアップ。
(最近はもっとサイズが充実しているかもしれませんね。)
早速、家に帰って解体。
洋服を裁断時の姿に。
これを元に愛犬に合わせて描き直します。
我が家の愛犬はダックスなので短い足には袖が邪魔になります。
(袖に足が入ってしまい、危険!!袖は超短めにするかバイアスで処理します。)
さらに、胴が長いので丈が長くなるように修正。
これで完成です。
激安な方法で型紙を作成することに成功しました。(参考までに・・・)
基本はこの型を使用して、あとはお好みに合わせてアレンジすれば色々なデザインを製作出来ます。
愛犬と飼い主さんのお揃い作品で散歩をお楽しみください。

 

お散歩バッグ

愛犬のお散歩に持って行くバッグ。
犬のお散歩にもマナーが必要。

バッグに入れて持ち歩くものは?

●水→排泄物を流す
●ティッシュ→排泄物を取る
●スコップ→排泄物を取る
●エチケット袋→排泄物を持ち帰る
などなど。
汚れや匂いが付きにくい、または、落としやすい素材を選びたいですね。

 

お散歩バッグに必要なことは?

●汚れても洗濯ができる
●防水
●匂いが付きにくい
●邪魔にならない
●丁度良い大きさ
●お散歩が楽しくなる

 

大きすぎないシンプルなトートバッグ

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トートバッグは口が大きく、モノを取り出しやすく便利。
布製なので洗濯ができます。
汚れが落ちやすい素材が良いです。

帆布一覧はこちらから

 

防水バケツバッグ

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我が家では横断幕に使用される素材、ターポリンで作ったバッグを使用しています。
水にも強く、上部で汚れがついても拭き取れるので便利で長く愛用しています。
裁断してもほつれないので、カットして縫うだけ。
車用に大き目サイズも作ってみようかな・・・

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防水シート

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防水機能を持った生地も便利。
バッグだけでなく、ペットシーツの下に敷いてもい良いです。

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