会社へ行くときはスーツを当たり前のように着ていたけれど、テレワークになったら何を着ようか迷ってしまう…
テレワーク(在宅勤務)用の服装、今回はメンズシャツについてまとめてみました。
テレワーク時の服装
新型コロナウイルスの流行によって急速に普及したテレワーク(在宅勤務)。
テレワークとは「tele(離れた所)」と「work(働く)」を合わせた造語です。
毎日決まった時間に会社へ通勤する必要が無く、時間や場所にとらわれない注目の働き方です。
通勤の悩みは消えたけれど、服装をどうするかという別の悩みが増えてしまったという方も多いかと思います。
テレワーク時の服装については規定のない企業も多いようです。
女性の場合は、オフィスカジュアルやキレイめのファションで仕事をする場合も多く、在宅ワークの服装も普段の服で対応が可能ということもあるようです。
仕事に支障がなければパジャマや部屋着でもいい?
テレワークは仕事に必要な道具が自宅にあるので、服装はスーツでもパジャマでも仕事はできます。
しかしZoom会議(テレビ会議)がある場合は、ヨレヨレのTシャツなどだらしない格好だと同僚しかいなくても恥ずかしいと感じてしまいますよね。
会議の時だけスーツに着替えて対応するというのも面倒です。
また、テレワーク中の服装は意識面でも影響します。
パジャマやラフな格好のままだと、家の時間と仕事の時間のメリハリがつきにくいというデメリットがあります。
気持ちを「仕事モード」に切り替えるという意味でも身だしなみを整えることはメリットも大きいです。
スーツは仕事だから(なんとなく)着ている?
メンズファッションの中でも仕事に来ていくイメージの強いスーツ。
スーツの始まりはイギリスの「ラウンジジャケット」という部屋でくつろぐための服だったという説があります。
その後パンツとセットになって「スーツ」となり、世界中で着られるようになりました。
日本には明治時代頃に伝わり、戦後に大量生産が可能になったことから一気に一般に普及しました。
現代でもスーツは礼儀を持って接するためのかしこまった正装として慣習化されています。
仕事も礼儀を大切にする場としてスーツの着用が慣習化されているということです。
海外では、オシャレとしてプライベートでもスーツを着るということがあるようです。
また、気持ちの面でもスーツを着ると気が引き締まる、仕事のスイッチが入るということもあると思います。
1枚できっちり見えるシャツ
仕事では見た目の面でも気持ちの面でもスーツがいいというのは分かっていても、普段リラックスする場の自宅では少し落ち着かないものです。
(私も家では楽な格好がしたいです)
窮屈なファッションは気が進まないけれど、テレワークでもきっちりした印象に見せたいと考えている人は多いと思います。
まずは簡単に印象良く見えて、コーディネートも楽ちんなシャツスタイルがおすすめです。
襟付きの服はしっかりした雰囲気にも見えます。
清潔感のあるシンプルなファッションなので突然ウェブ会議が始まっても安心して出られますね。
シャツにはいくつか種類があります。
テレワークにぴったりのシャツについてご紹介します。
ワイシャツ
ワイシャツは「white shirt(ホワイトシャツ)」が名前の由来。
昔は白い無地のシャツのことを「ワイシャツ」と呼んでいました。
現在では色のついたものや柄が入ったものも多く登場しています。
また、衿が大きく開いたタイプのものやボタンが付いているものなど様々な形があります。
ボタンが付いているものはボタンダウンシャツと呼ばれることもあります。
クレリックシャツ
クレリックシャツは和製英語でもともとはホワイトカラーシャツと呼ばれていました。
「クレリック」とは牧師という意味で、牧師が着ていた僧服に似ていたことから名付けられたという説もあるそうです。
衿と袖口の部分は白く、身頃は色柄の生地を使うのも特徴です。
色柄によってオシャレな雰囲気に見えるシャツです。
ポロシャツ
上で紹介したシャツよりカジュアル感の強いシャツですが、通気性が良く夏におすすめのシャツです。
最近ではビジネス用に適したシンプルなデザインや通気性・速乾性などの機能を持ったポロシャツが多く登場しています。
心配な場合は白や水色など派手すぎない色を選べばOKです。
家でかちっとしたシャツは落ち着かない
リラックスできない
仕事とは言っても、会社と違って家でかちっとしたスタイルでいるのも落ち着かないものです。
形はしっかりとしたシャツに見えても、ストレッチの効いたものや柔らかい生地など着心地のいいシャツを選ぶのもポイントです。
着心地のいい素材
在宅ワーク用のシャツにおすすめ素材
ストレッチ性・機能的な生地
家だとリラックスできる反面、ちょっとのことでも気が散りやすくなります。
シャツの着心地がよくなければ、それだけで集中力も続かないし、
着替えるのも億劫になりそうです。
見た目はきっちり見えて、着心地は部屋着のように快適なシャツなら気分にメリハリもついて一石二鳥。
また、シワになるから洗濯が面倒ということであれば、洗濯してもシワになりにくい素材を選ぶのも大切です。
ポリエステルが含まれている生地はシワになりにくくおすすめです。
だらしなく見えない服装のポイント
シャツを着ていても、身体に合わないシャツを着るとだらしない印象に見えてしまいます。
シャツは肩の線が落ちすぎないジャストサイズを選ぶといいでしょう。
シワシワだったり、汚れが目立つものも清潔感が感じられないためNGです。
トップスがTシャツやカットソーの場合でも、テーラードジャケットやカーディガンと合わせてみると、見た目もしっかりとした印象にできます。
色は黒やネイビーなどの暗めの色がカジュアル過ぎずおすすめです。
冬のリモートワークでも1枚重ね着できるアイテムがあったほうが安心です。
また、ビデオ会議で上半身しか映らなくても、立ち上がったときにボトムも見えてしまうときがあります。
見えても違和感の無いようなパンツを履いておくと安心です。
スラックスのように見えるストレッチパンツやリラックスパンツなど座っていても窮屈に感じないものがおすすめです。
仕事着にもリラックスを
新型コロナがきっかけで急速に広まったテレワークですが、この新しい働き方は今後も広がっていくのではないでしょうか。
身だしなみに気を使いながらも、リラックスできる服装は自分のため、相手のためにも大切ですよね。
ご紹介した生地の他にも、テレワーク用シャツにぴったりの生地がまだまだあります。