ボタンの素材の種類は多くありますが、今回は天然素材のボタンについてご紹介します。
主にボタンに使われる天然素材は貝・ナット・水牛です。
☆貝ボタン
白蝶貝や黒蝶貝と言った2枚貝や高瀬貝のような巻貝からボタンを作ります。
天然ボタンは1つ1つ輝きが違い、プラスチックのボタンの単一的な表情とは違います。
また、日焼けの変色やアイロンに強いです。
☆ナットボタン
ナットボタンはヤシの実が原料でその多くが南米エクアドル産です。
この種を輪切りにしてボタンを作ります。
元はすべて原料の色ですが、色つきのボタンは染めています。
完成したボタンにはうっすらと年輪の様な線がある事が特徴です。
**注意**
濃い色のボタンを薄い色の生地に付けるとボタンの色が落ちて、
生地に色移りする事もございます。特に濡れたまま放置していると
この現象が起きやすいです。対策は色の確認と濡れたまま放置しない事です。
☆水牛ボタン
本水牛ボタンとも言われます。水牛の角を原料としたボタンです。
ボタンの色は写真のようにベージュの物から黒色のボタンまであります。
色は水牛の種類・角の位置によって変わります。透明感のあるベージュの様な色のボタンが一番高価で黒に近づくにつれて安価になります。同じボタンですが、色によって価格が変わるのは水牛くらいで、理由は原料の希少性です。
ナットやポリのボタンと違い色に深みがあり、スーツやコートには水牛ボタンがきれいに見えます。
ダッフルコートに付いているこのトグルボタンは水牛の角の先を使用しています。
ボタンの色・形・サイズは掲載以外にも多種多様ございます。
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