テーラードジャケットは、カジュアルにもきれいめにも使いやすく、人気の定番アイテムです。
ベーシックなテーラードジャケットはもちろん、テーラードジレやベストなどはレイヤードスタイルに取り入れやすく、1着はお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に、地球温暖化の影響で寒さが和らいだ昨今の気候にも、軽やかでラフなジャケットはオールシーズン使えます。
今回は、テーラードジャケットのトレンドアイテムと、それにぴったりな生地についてご提案いたします。
1.テーラードとは?
テーラードの語源は、英語の動詞「tailor」=仕立てる、あつらえる、(婦人服を)紳士服仕立てにする、の意味から派生しています。
日本語でも「テーラー」は仕立て屋という意味ですよね。
テーラードは、もともとは婦人服を紳士服仕立てにするという意味合いもありましたが、現在はメンズもレディースも違わず、スーツのトップス部分のジャケットを、主にテーラードジャケットといいます。
上下セットアップのメンズウェアをスーツと定義するなら、
セットアップではない、パンツを伴わないジャケットのみの場合をテーラードジャケット、というように。
その定義は実は曖昧で、襟のデザインから派生してテーラードジレ、テーラードベスト、テーラードシャツ、など様々な呼び方があります。
テーラードジャケットはネックラインにかけた襟のデザインが最大の特徴ですね。
襟の開きの高さや形、襟刻み(ゴージ)の高さや形を変えることで、様々な表情を作ることができます。
首に近い襟の上部分(=上襟)をカラー、下の部分(=下襟)をラペルと呼びます。
2.テーラードの最新トレンド
地球温暖化の影響で、暦のうえでは春でも真夏の暑さになったり、暖冬でぶ厚いコートよりもサッと羽織れるアウターとしてオールシーズン活躍するジャケット。
テーラードジャケットは、きれい目なスタイルから、カジュアルでも、ビジネスでも様々なシーンで活躍するアウターです。
着る人がどんなスタイルを求めているかによって、①シンプルなテーラードジャケット、②ジレやベスト、③ハーフスリーブなど、
春夏の着こなしに、選択肢の幅が広がっています。
テーラードジャケットのシンプルなスタイルとして、
長袖で、ラペルとカラーが複合的についたテーラードカラーに、
シングルプレスト(縦1列のボタン)やダブルプレスト(縦2列のボタン)デザインが基本です。
この基本的なシンプルデザインが、普遍的な定番スタイルとして定着しています。
▼シンプルなテーラードジャケットにおすすめ▼