シーズンレス = 季節感がないこと
最近のファッション業界では「レス化」というものが年々推奨されてきているそうです。
例えばシーズンレス、エイジレス、ジェンダーレス。
これは、季節・年齢・性別を問わず幅広い人に長く洋服を着てもらうことが目的とされています。
時代に左右されないデザイン、長期的に着用できる洋服などサステナブルなアイテムがトレンドにもなっています。
好きなものを長く愛用することが、サステナビリティ(持続可能な社会)の実現につながっていきます。
シーズンレスな洋服には、1年中着用できる素材が必要です。
今回は1年中着られる素材、シーズンレスな素材を特集します。
-目次-
1.オールシーズン着られる素材
コットン
リネン
ポリエステル
レーヨン
2.実はシーズンレスに活躍する生地
ニット
レース
シフォンなどの透け素材
3.まとめ
1.オールシーズン着られる素材
コットン
紡ぎ方によってどんな生地にも使われる万能素材のコットン。
オーガニックコットンはサステナブルな素材としても注目されていますね。
◆コットンの特徴◆
・やさしい肌触り
・吸水性・通気性に優れる
・保温性に優れる
・丈夫なので洗濯機で洗える
おすすめ素材の紹介
ST22-10605-1 オーガニックコットン60ローン
ローンは透け感のある薄い生地ですが、ハリ・コシがありブラウスやシャツを作るのに向いています。一枚で着たり、重ね着や羽織りにしたり着回しのできる定番アイテムになります。
リネン
春夏用の衣類に使われる印象の強いリネンですが、実は通年で使える素材です。
夏はサラッとして涼しく、冬は暖かく着ることができます。
◆リネンの特徴◆
・吸湿性・速乾性に優れる
・通気性・保温性に優れる
・長持ちする(経年変化を楽しめる)
・丈夫なので洗濯機で洗える
おすすめ素材の紹介
ポリエステル
石油を原料に作られる化学繊維で、現在では様々な生地に使用されています。
使用済みのペットボトルを再利用した「リサイクルポリエステル」は環境配慮型商品として広がってきています。
◆ポリエステルの特徴◆
・速乾性に優れる
・しわになりにくい
・カビや湿気に強い
・丈夫なので洗濯機で洗える
おすすめ素材の紹介
レーヨン
レーヨンは木材パルプを原料とした再生繊維の一つです。
シルクに似たなめらかな肌触りと光沢感があるので「人造絹糸」とも呼ばれています。
ドレープ性があり衣料品にもよく使われていますが、水に弱くデリケートな素材なので洗濯には注意が必要です。
◆レーヨンの特徴◆
・なめらかな肌触り
・吸湿性・放湿性に優れる
・静電気が起きにくい
おすすめ素材の紹介
2.実はシーズンレスに活躍する生地
ニット
セーターなどのイメージの強いニットですが、Tシャツでもおなじみの生地です。
伸縮性があり柔らかく、体の動きに合わせてフィットするという特徴があります。
天竺ニット、フライス、かのこ、スムースなどの種類があります。
レース
洋服の装飾に使われたり、レーススカートなどメインで使われたりする生地で、春夏のイメージも強いですが最近ではシーズンレスに着られることも多くなってきました。
華やかなコーディネートが可能になるので、着こなしの幅も広がりますね。
シフォンなどの透け素材
シフォンやオーガンジーなどの透け感のある素材も1年中見かけるようになりましたね。
春夏はコーデのメインに、秋冬はインナーとして着るなど色々なスタイリングができるのも魅力です。
3.まとめ
色々な素材がシーズンレスに活躍することが分かりました。
これから生地や服を選ぶ時には長く着られることをポイントにしてみるのもいいかもしれませんね。