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インターシャとは?

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最近は冷え込む日が多くなり、ニットを着る機会が増えてきましたね。

今回はインターシャという模様を入れるための編み方・・・編み物について特集します。

編み物の模様には編み目を変えることで柄を表現する方法と、糸の色を変えて表現する方法があります。

インターシャは糸の色を変えて模様を入れます。

あなたのお気に入りの柄もののセーター、実はインターシャかもしれませんよ。

 

 

1.インターシャとは

 

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インターシャとは柄を入れるための編み方のことです。

手編みと機械(編み機)の両方で編むことができます。
(機械はインターシャ用の特殊なものを使います)

 

「象眼(ぞうがん)で飾る」という意味のイタリア語:インタシアーレ(intarsiare)が由来とされています。

英語では『intarsia』と書きます。

象眼とは、一つの素材に異質の素材(例えば木と金属など)を嵌め込む工芸手法のことです。

 

インターシャは2色以上の毛糸を使い、色が切り替わるところで裏側で繋ぎ合わせることで模様を編んでいきます。

 

2.インターシャとジャカードの違い

 

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生地に直接模様を編み込んでいく方法には「ジャカード」もありますね。
(ちなみに“ジャガード”と呼ばれることもありますが“ジャカード”が正しい呼ばれ方のようです)

 

表側からの見え方はどちらも同じように見えますが、インターシャとジャカードの違いは裏面を見れば分かります。

 

インターシャは編地の中で糸を切り替えて編むので、裏側からみても表と同じ柄が見えます。

柄に使う糸を部分的に使うことによって糸のロスも最小限に抑えることができます。

さらに天竺+リブ編みのような別の編み方の素材とも繋ぎ合わせることもできます。

 

ジャカードは糸を渡らせることで表に出す色を変える編み方です。

言葉ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、キャラクターなどの柄ものの靴下を思い出してみてください。

表と裏で見え方が全然違いますよね。

インターシャは色の切り替えで編み込まれる糸が変わりますが、ジャカードは表に出ない色の糸もそのまま編まれます。

また、シングルジャカードやダブルジャカードなど編み方も数種類あるのが特徴です。

ジャカードは編める柄や色数に制限があります。

 

そのほかインターシャとジャカードの違いは厚みです。

柄部分で色糸を切り替えるインターシャは薄く柄の見え方もスッキリします。

一方ジャカードは表に見えない色糸もそのまま編まれているので編地が厚くなり、
裏側の糸が少し見えてしまったりすることがあります。

 

3.インターシャはどんな時に使われる?

 

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インターシャは主に天竺(てんじく)組織で使われることが多いです。

 

天竺は平編みやメリヤス編みとも呼ばれ、ニット製品では最も基本的な編み組織です。

薄くて横方向への伸縮性が大きいのが特徴です。

天竺編みの製品ではTシャツやセーター、プルオーバー、インナーなどがあります。

 

インターシャは糸を切り替えて編んでいくので、柄の部分とそうでない部分どちらも天竺で編むことができ、
柄の見え方がはっきりしながらも薄い仕上がりになります。

 

また、インターシャでは大きいサイズのデザインの柄やロゴなど
はっきりしたラインを表現したいときや、ワンポイントを入れたいときに適しています。

特にアーガイルはよくインターシャで編まれることが多いですね。

 

インターシャの注意点

インターシャはデザインや色数に制限なくスッキリと仕上げることができますが、非常に繊細で高度な技術を必要とします。

 

機械で編むにしても、糸を切り替えた分の糸始末は手作業で行います。

糸の数が多いほど、糸のロスや糸始末の手作業が増えるなど時間がかかってしまい生産効率が上がりません。

その分コストが高くなりがちということです。

 

インターシャが編める機械も限られているので、インターシャ加工をお願いしたいと思ったら、
工場に可能かどうか確認した方がいいかもしれません。


天竺編みの生地のご紹介

 

インターシャ編みの解説中に出てきた天竺編み商品をご紹介します。

素材やカラーバリエーションも豊富なので様々なアイテムにご利用頂けます。

 

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