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【読み物】吸水・速乾の生地

absorbency-quickdry-fabrics

 

生地に求められる機能といえば・・・・。
抗菌・抗ウイルス、UVカット機能、撥水・撥油、(接触)冷感、保温、ドライ、保湿、等々が思い浮かびます。
そういった多くの要望に応える為に、原料、糸、織り、編み、染色加工のあらゆる行程で
日々、創意工夫、開発試験を経て本当に色々な機能を備えた生地、布、繊維が誕生しています。
機能を持った素材シリーズの中から、今回取り上げる機能は吸水速乾性、吸汗速乾性です。
湿気の多い梅雨の時期の洗濯の味方、暑い時期の汗かきさんの味方ですね!

 

吸水性と速乾性・・・?

 

吸水速乾とは、ずばり、吸水性&速乾性。
汗や湿気などの水分を吸い、すばやく蒸発させる機能です。
汗を吸うことから、吸汗速乾機能と書かれたものもあります。
吸水速乾、吸汗速乾素材はなぜ良いのか、なぜすごいのか。
まずは、吸水機能、速乾機能についてご説明致します。

 

<吸水機能>

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

ジメジメする暑い夏。
汗はつきものですよね。
でも、汗をかく事は、大切なことなんです。
人は汗をかく事で上昇した体温を下げようとしいるのです。
(ちなみに犬は、汗をかかな代わりに口を開けてハアハアと呼吸することで体温を調節しているのだとか。)
大人の場合、季節に関わらず、コップ1杯分の寝汗をかくそうです。とにかく、人間は汗をかく生き物なんです。
そこで衣類に求められるのが肌から発生した汗を吸水してくれる機能。
天然素材特集でも書いた通り、綿や麻、天然素材由来のレーヨンは吸湿性、吸水性に優れているので汗をかく季節にぴったりな素材です。
いわゆる、親水性繊維と呼ばれるものです。

 

<速乾機能>

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

吸収した水分は、どうなるか?
吸収した水分や汗が発散しにくく、時間が経っても濡れた状態が続くと冷えの原因につながります。
これが、汗冷えです。
低体温症を引き起こすこともあるので注意が必要です。
濡れた衣類は外気で冷たくなります。
そして、冷たく濡れた衣類に肌が触れているとアッと言う間に体温を奪われてしまいます。
その理由は、空気よりも水分の熱伝導率の高いたから。

そこでポイントになるのが速乾機能です。
綿や麻も発散性が良い素材ではありますが、さらにすばやく乾かす力が欲しい。
速乾機能のある素材と言えば、ポリエステルやポリプロピレンです。
親水性繊維の反対の親水基を持たないた疎水性繊維と呼ばれるものです。
疎水性繊維は水に馴染みにくい繊維のこと。
ちなみに、水に馴染みにくいので分散染料と言う特殊な染料でないと染まりません。
水分がほとんど浸透することがないので、結果、速乾につながるわけです。

 

吸水と速乾を同時にかなえる素材

 

一見矛盾した機能の組み合わせですね・・・どうやって実現させたのか!?
2パターンの種明かし、しちゃいます!

 

<其の一>

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

綿、レーヨンなどの天然素材は元々吸水性に優れた特性を持つ素材ですので、なんとか速乾性の機能を加えたい・・・。
という発想から、水分の拡散性に優れたポリエステルを綿糸の中心部に持ってきて、
外側の綿部分で、水分、汗を吸収し、中央部のポリエステルで吸収された水分が拡散され、
乾きやすい!乾燥が早い!
を実現しました。

このタイプの糸ではユニチカのパルパー、ダイワボウのセルピーが有名ですね。
パルパーは、ポリエステルの芯に綿を鞘として使用した特殊な糸です。
肌に直接触れる繊維の表面に綿を利用することで、その性能が活かされています。
さらに肌触りも柔らかく、着用時の不快感もありません。
一つの繊維を100%使用するのではなく、それぞれの長所が活かされた素材です。

 

<其の二>

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

元々速乾性に優れたポリエステル、合繊(合成繊維)になんとか吸水性の機能を加えたい・・・。
という発想から、ポリエステル糸の中に水分が入る隙間を作ることで、吸水性を持たせよう!ということで
円柱型のレギュラーポリエステルファイバーの構造を科学の力で十字形等の異型断面のファイバーを作ることに成功しました!
このタイプの糸ではインビスタ社のクールマックスが有名ですね。

 

紹介したのはほんの一部です。
通気性をUPさせる織り方など、他にも色々なアイディアで吸水と速乾の夢のコラボが実現されています。
東レのフィールドセンサー®は、毛細管現象を編地に応用することで汗をすばやく吸収、移動、拡散、蒸散させるテキスタイルだそうです。
すごい技術が加わってそうですね!

 

吸水・速乾の生地が大活躍する季節がやってくる

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

暑くて寝苦しい夜、気が付いたら汗冷えによる寒気。
こんなことにならないように、この機能素材を上手に取り入れましょう。
下着やパジャマ、敷パッド(シート)やタオルケットなどの寝具に使用することで、
汗をかいてもサラッとした着心地、肌触りで朝まで快適に眠れます。
接触冷感ではないのでもちろん、夏用に限らず、オールシーズン使用できます。
先程もご説明したように体温調整のために人は汗をかくものなので。

 

absorbency-quickdry-fabrics

 

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まとめ

 

温暖化により、ますます暑くなる夏。
夏服、クールビズシャツ、パンツ、タオル、インナー、靴下、スポーツ衣料、最近ではマスク等でもひくてあまたの吸水速乾機能。
価格、風合いや光沢感等の見た目だけでなく環境に配慮した開発もされています。
今後もどんどんレベルアップしていくと思いますので、より快適な生地、商品の誕生に期待したいですね。

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