【読み物】ヨガウェアの選び方 ストレッチ素材の特徴

ヨガウェアの選び方 ストレッチ素材の特徴

 

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外出自粛やテレワークなどで長い時間家で過ごすことが多くなりました。

運動不足も気になるけれど気軽に外へ出かけるのはまだまだ先になりそうです。
そこで、ヨガウェアの選び方やストレッチ素材の特性について紹介します。

 

ヨガってどんな運動?

 

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ヨガは、ジョギングや水泳と同じ「有酸素運動」です。

有酸素運動とは筋肉を動かす際に酸素を使う運動のことです。
長時間続けることができ、一定の時間が経つと脂肪をエネルギー源として消費するため
ダイエット効果が高くなります。
反対に、酸素を必要としない運動のことを「無酸素運動」といいます。
短距離走や筋トレなどが挙げられます。

 

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ヨガは様々なポーズをとるため、全身の筋肉が鍛えられます。

筋肉量のアップにつながり、代謝が上がって脂肪燃焼がしやすい身体になります。
身体の様々な部位を伸ばし、柔軟性も高めながら、筋トレのような効果が期待できます。

ヨガは自宅で自分のペースでおこなうことができるため
がっつり運動したい人も隙間時間で軽めの運動をしたい人にもおすすめです。

最近では家にいながらインストラクターのレッスンを受けられるオンラインレッスンのサービスも充実しています。

 

ヨガウェアの選び方

 

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ヨガウェアってどんな物を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
基本的には動きやすく伸縮性のある生地のものを選べば問題ありません。
本格的にヨガウェアを揃えたいと思ったときに、チェックしたいポイントをご紹介します。

動きやすい

あぐらなどの座りのポーズや伸ばすポーズをする時に動きやすいかどうかがポイントです。
ウェアに伸縮性が無いため動きづらかったり、締め付けがあって気になったりしてしまうと
正しいポーズが取れなくなってしまいます。
また、Tシャツを選ぶ場合は肩甲骨や肩周りの運動を邪魔しない、よく伸びる素材のものを選びましょう。

はだけないもの

締め付けのないゆったりした服も気をつけなければいけないことがあります。
ヨガは全身をつかってポーズをとるため、体勢によってははだけてしまうことがあります。
トップスなら身体にフィットするもの、ボトムスならレギンスや足首のあたりに
ゴムが入ってピタッとしているものがおすすめです。

通気性・速乾性

ヨガを続けていると、身体からジワジワと汗が出てきます。
また、ホットヨガなどでは高温多湿の部屋で行うため大量の汗が出てきます。
汗でウェアがペタペタしたり、乾きにくかったりするとそれが気になってしまって集中力が切れてしまいます。
通気性、速乾性に優れているものがおすすめです。
あと、薄い色を選ぶ場合は汗で濡れた時に透けないかどうかも注意するポイントです。

 

おすすめの生地

ヨガウェアにおすすめの生地を集めてみました。


UN_KKP3398-80
KKP3398-80 75dスムース多色プリント

 


CN_4835UV
4835UV sunreflection

 


CN_U1009SK
U1009SK salakala

 


CN_DM3965
Active Performance

 

ストレッチ生地一覧を見る>

ヨガウェアに使われる生地の特徴

ストレッチ素材

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特徴

ストレッチ素材とは、伸縮性のある布の総称です。
“ストレッチ”という原料は無く、石油由来の科学繊維『ポリエステル』と『ポリウレタン』を混紡したものが多く
なかには綿やリネンを使用している生地もあります。

具体的な特徴は“伸縮性”“弾性回復性”が挙げられます。

 

伸縮性(ストレッチ性)

伸縮性とは布を引っ張った際に伸び縮みする性質のことです。

弾性回復性(キックバック性)

弾性回復性とは、布を伸ばした後に時間をかけて元に戻る性質のことです。
ストレッチ素材の布を引っ張って伸ばしても、伸びっぱなしやシワにならずに元の状態に戻っていきます。

 

ストレッチ素材の歴史

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ストレッチ素材は、1958年アメリカのデュポン社が開発しました。
伸縮性のあるポリウレタン繊維は一般的に『スパンデックス』と呼ばれます。
当初は下着を中心に広まり、インナー、ストッキング、靴下、水着などに利用されるようになりました。
日本ではデニムをはじめとしたカジュアルパンツにストレッチ素材が
使われるようになったことが注目されるきっかけとなりました。
女性の間でスキニーデニムが流行し人気になったことにより
従来の綿100%から徐々にストレッチ素材が広まるようになりました。
現在では、スラックス、セットアップスーツ、ワンピース、ドレスに至るまで
様々な衣服で重宝されています。


ポリエステル

 

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ポリエステルとは、石油を材料にして作られる素材の一種で比較的歴史の新しい合成繊維です。
いくつか種類があり、代表的なものとしてはペットボトルを
リサイクルした繊維でも有名なPETがあります。
ポリエステル繊維はスポーツ衣料にもよく使用されています。

この繊維には
耐久性がある
速乾性がある
軽い
というメリットがあるからです。

耐久性

ポリエステルは強度が高い繊維です。
摩擦に強い、水に濡れても劣化しない、虫にくわれにくいなどの特性があります。
洗濯をしても型くずれしにくくシワになりにくいというメリットもあります。
アイロンがけ不要のメンズのワイシャツにも使われています。
さらに、プリーツ加工などの形状記憶性にも優れ
レディースのブラウスでも利用されています。

 

速乾性

繊維の中に水分を吸収しにくいため速乾性が高い特徴があります。
水や汗にふれても、素早く外に拡散されて蒸発します。
たくさん汗をかいてもペタペタしたり蒸れたりせず
サラッと快適な着心地でいられるのはこういった機能性があるからです。

 

軽い

ポリエステルは耐久性もありながら、綿などの天然素材に比べて軽い素材です。
パンツやロングスカートなど布の量が多く重くなりそうな服でも
ポリエステル素材なら軽くすることが可能です。

ポリエステルには、激しい動きに耐えられる耐久性と汗をかいても不快にならない速乾性
動きを邪魔しない軽量性があるからスポーツウェアに使用しやすいというわけです。

 

そんな万能に思えるポリエステルにもデメリットはあります。

 

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汚れを吸着しやすい

ポリエステルには汚れを吸着しやすい性質があります。
強い汚れのものと一緒に洗濯をしてしまうと、その汚れを吸着して黒くなってしまうことがあります。
また、色の濃い布と一緒に長期間保管していると、色が移ってしまう可能性があります。

 

静電気が発生しやすい

ポリエステルのメリットは速乾性でしたが、水分を留めておけないため乾燥しやすく
静電気が溜まりやすいというデメリットもあります。
洗濯するときは柔軟剤を使ったり、静電気が溜まりにくい加工をしてある生地を選ぶなどの対策が必要です。

 

毛玉ができやすい

ポリエステルは摩擦によって毛玉ができやすいという特徴もあります。
合成繊維は強度が高い分、絡まるとなかなか取れないため毛玉が出来てしまいます。
洗濯をする際は、洗濯ネットに入れるなど注意が必要です。
毛玉ができてしまった場合は、手でちぎることはしないで、ハサミや毛玉取り器を使用するのがおすすめです。


ポリウレタン

 

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ポリウレタンとは2種類の科学物質を結合させ反応させることで生まれた化合物の総称です。
1937年ドイツのIGファベルン社で最初に実用化されました。

生地、スポンジ、防音材、塗料、合成皮革など様々な用途で使用されます。

特徴

ポリウレタンには
伸縮性
軽い
などの特徴があります。

伸縮性

ポリウレタンは繊維自体に5~7倍ほど伸びる性質があります。
ポリウレタン100%での使用はほぼ無く、ポリエステルや綿などと混ぜて使われることが多いです。
ポリエステルそのものには伸縮性は無いため、このポリウレタンを混ぜることにより
ストレッチの効いた生地ができあがります。

軽い

繊維としては綿などより軽い素材です。
そのため、スポーツウェアなど軽さを重視する衣類に使われます。

 

経年劣化しやすいというデメリットがあります

ポリウレタンは着用、未着用に関わらず製造されてから3年程度で寿命がきます。
水分や湿度、紫外線といった環境条件によって劣化の速度は変わります。
どのように劣化するのかというと

表面がボロボロと剥がれてしまう
繊維から糸のようなものが飛び出す

といった変化がみられます。

ポリウレタン製のジャケットなど長持ちさせたい場合はクリーニングに出すことをおすすめします。
ただし、頻繁に洗濯してしまうと劣化が進む原因にもなってしまうため
ワンシーズンに1回など適度な回数でクリーニングに出してください。

 

手作り品にもストレッチ生地は使えます

 

ストレッチ生地はその特性から縫いにくいと感じると思います。
普通の布とは違うので、ミシンで縫う際はストレッチ生地用の道具を用意します。

用意するもの
ニット用の針
伸縮性のあるミシン糸

まずはマスクなど簡単なものから作ってみるのもいいかもしれませんね。

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