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TEXTILE NET

(後編)【プレミアムテキスタイルジャパン 2020 Autumn/Winter テキスタイルネット出展企業ブースレポート】

ダックテキスタイル株式会社

デニムを中心とする綿厚地織物の企画・開発・販売を行っているダックテキスタイル株式会社。定番のデニムのバリエーションはもちろん、レディース向けの柔らかい色味・素材感や資材にもおすすめな柄物も展開しています。

ますますニーズの高まりを見せるエコ・サスティナブルに対応し、BCI(ベター・コットン・イニシアティブ)基準の綿を使用。
こちらはオーガニックコットンに対し、綿花栽培の持続可能性の観点から、より良いものにしようという取り組みで、ほぼ全てのテキスタイルで採用しています。
秋冬の提案は、ウール混や2重織りなど、ソフトな風合いと軽さを併せ持ったテキスタイルが一推しで、定番のデニムに加えて、通常廃棄される落ち綿を100%使用したリサイクルデニムも展開しています。
ほかには、表面に表情を出したシリーズにも注目。
表面の加工だけでなく、立体感を出すことで、デニムのバリエーションが増え、コートやトップス、パンツに付加価値を加える提案です
経糸をカットすることにより、浮き出たせた糸で柄を描く手法「ワラカット」。
海外メゾンでも使用されている加工方法で、浮き出た糸部分だけを染色することも可能です。
ニードルよりも繊細な表情を出すことができ、開けた穴に濃淡のあるデニムだからこそ出せる奥行きのある色味が特徴です。
洗いやダメージの表情を表現したバーストジャガードは、雑貨にもおすすめ。
ヘリンボーンやグレンチェックなどクラシカルなテイストも。

 

室谷株式会社

メンズスーツを中心に、コート、カジュアルジャケット、パンツ、レディーススーツなど幅広いアイテムの「副資材」を取り扱う室谷株式会社。

メンズスーツ向けでは業界シェアNo.1で、着心地を左右する重要な存在である副資材を、豊富なストックを活かし、機能性や時代性を取り入れたオリジナル商品も含めて提案しています。

中でも力を入れているのがキュプラのオリジナル裏地「100柄コレクション」。
今回は、和柄を豊富に用意し、桜やもみじ、流水など、日本の四季を表現。
これらが100柄に入ることで、一着分から提供が可能となり、スーツのカスタマイズの需要増加もうけて好評のシリーズです。

同じく裏地のカスタマイズのニーズをうけて、ポリエステルもカラー、柄ともに豊富に用意。
こちらはペイズリーや小花柄など定番から変わり種まで揃います。

シャツやベストなど、裏地以外での提案も。こちらはタフスレーキと名付けたポリエステル100%のシリーズで、特殊な紡績糸を使うことで、従来品に比べ格段の強度を実現。破れにくく速乾性がありながらも、製造工程における水とエネルギーの使用量が半減することで、環境に優しい素材として提案しています。

ペーパーライクになりがちなポリエステルの弱点を補う、品位のある質感を実現しつつ、環境への配慮もできた新定番となる商品で、昇華転写により鮮やかなプリントも可能となっています。

帝人フロンティア素材「ソロテックス(R) フルフラン(R)」は表地として提案。ストレッチ、保温、ウォッシャブル、形態安定性に加え、こちらもプリントで表情を変えられることも魅力となっています。

 

  

SHINDO

リボン・テープ・レース・パイピング・バインダーテープ・ニットテープなどの服飾副資材「S.I.C.」を展開するSHINDO。

サスティナブルのニーズをうけ、リサイクルポリエステルやオーガニックコットンを使用したシリーズが登場。ポリエステルはカラーも豊富に、オーガニックコットンは天然染料でアースカラーの提案をしています。

 

リボンから派生し、技術を活かしたスポーツ素材も開発。スポーティーなストレッチリボンは、カーブでカットしても経編のためほつれない仕様になっています。

 

合わせてスポーティーな提案としてのコードのシュリンクチップ加工は、メンズブランドから好評。

定番のレーヨングログランテープは、これまでの70mm幅からさらに広幅の100mmが登場。
ミリタリーライクなベルトは、これまでのポリプロピレンから、後染めの要望に応えたナイロンが提案されています。

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