毎日の手仕事から見える生地のおはなし。
私の目線で見えた、きまぐれ日記。
– 2019年9月5日 木曜日 –
STYLING Vol.3の素材が続々と届いています。
スタイリングノートVOL.3「ビジネスシーンで着られるスポーツウェア」企画で使用する、素材が続々と届いています。
今回使用する素材の中にタフスレーキというものがあります。
9月2日の日記に既に登場してきたのですが、
すみません、ご紹介が遅くなりました。
改めまして。
タフスレーキさんです。
こんにちは。
只今、ご紹介に預かりました、タフスレーキです。
スレキとかスレーキとかSLEEKとか、色々な名前で呼ばれています。
性格は、引っ込み思案で、あまり表に出ることがないのですが。。。
力強く、人当たりが良いねって良く言われます。
最近、おしゃれをすることを覚えまして。
こんな風に。。。
おしゃれなタフスレーキさんです。
ZOOM UP
プリントもきれいに仕上がっています。
タフスレーキにプリントしたい方はこちらから
タフスレーキさんについて、本日も専門家に伺います。
わたし :「 すみません。タフスレーキについて教えて下さい。」
本日の専門家 : 「 堅牢度が4級から5級、しっかり出ているって言うこととスレーキとかタフタってなってくると結構引き裂きが
悪いんだけど、引き裂き強度が1.5~2倍って言うと結構、裏でも使えるし、表でも使えるかなっていう。」
本日の専門家 : 「こう。だいたい、こうやって引き裂きを見るんだけど。」
本日の専門家 : 「こうやって見ると、結構強いから。」
わたし :「普通のスレキってこんなにツルツルしてないですよね?もっとガサガサで。」
本日の専門家 : 「これ。ツイルかな?そのわりに滑脱しないじゃん。これは、すごくいいと思うよ。」
わたし:「ポケット(袋布)って、良くやぶれますよね?」
本日の専門家 : 「そうそう。ズボッと抜けるし、良くやぶれる。みんな、安いのが良いって言って、一般的なスレーキを使うんだけど、やっぱり引き裂きが弱いんだよね。
裏地とかだとタフタが定番なんだけど、もっとプレスが滑るから、すぐ滑脱しやすい。これ、両方(堅牢度、引き裂き強度、使い勝手)とも、良すぎるくらい兼ね備えてるから。」
わたし : 「プリントしても堅牢度は申し分ない?」
新たな専門家が現れた!!
(※実物とは異なります。)
専門家B : 「ポリ100やから、プリントできます。」
専門家A : 「できますね。結構、いろんな所で使い勝手いいんじゃないかな。いいっすよね。この生地。」
専門家B : 「なんかね、偶然の産物らしいです。」
専門家A : 「へー。」
専門家B : 「毛羽立ち防ぐのに特殊な紡績をしたら。。。」
専門家A : 「これかー!!あのー、普段、ポンジーとかタフタってフィラメント糸を使うんですけど、これ、スパン糸だなあ。あえて、これスパン使ってるんだ。」
専門家B : 「毛羽立つのイヤやから、それでしたら、思ったより強度が出て。あー、これ色々、使えるじゃんって話になって。。。」
専門家A : 「毛羽立ちが抑えられて、ピリングの等級がおさえられると言うので、フィラメントのテロテロよりもちゃんとしたポケットっぽいのが良い人は、こういうのが好き。
一般的なスレーキは普通の短繊維のポリエステルを使ったり、ポリエステル100%を使うんだけど。
表面の毛羽立ちを抑え込むように糸を引くんだけど、その分、固さがあるけど摩擦でもピリングが起きにくい。
ドライタッチとか、コットンライクっていう表現をする人は多いかもしれない。
だから、コットンライクが好きな人はこういうの、使うんじゃないかな。」
(って、生地とサンプル帳を見せただけで永遠に語ってくれます。スゴイ!!)
MPD200 タフスレーキがもっと気になる方は、パターン帳でご確認下さい。
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