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薄くてもしっかり温かい 中綿の魅力

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寒さが厳しくなってくると、綿の詰まったコートを着る機会が増えてきますよね。

ダウンジャケットとか中綿コートといったコートを1枚は持っているのではないでしょうか。

 

ところでダウンと中綿の違いって分かりますか?
どちらも似たような見た目なのであまり気にしたことがないという人もいると思います。
今回は中綿についてお話していきます。

 

 

1.中綿とは

 

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中綿(読み方:なかわた)とは、ポリエステルなどの化学繊維で人工的に作った綿のことです。
ダウンジャケットのダウン(羽毛)の代わりや布団などの寝具に使われることが多いです。

 

シート状に加工されたものが多く縫製しやすいのが特徴です。

キルティングなどにも使用されます。

 

ダウンと比較すると保温性・吸湿性はやや劣るとされているものの、
最近では保温性がダウンと変わらない性能の中綿も登場していて、
アウトドアのブランドでも中綿のジャケットやコートが販売されています。

 

中綿が使われているもの

中綿は上記で紹介したように主にダウンジャケットや布団などの寝具に用いられることが多いですが、
メンズ、レディース関係なく様々なファッションアイテムに使われています。

 

ダウンジャケット以外の定番コートにも中綿は使われています。

・ブルゾン
・マウンテンパーカー
・チェスターコート
・モッズコート

仕事用の服にも合わせられそうです。

 

防寒着の用途で使われるファッションアイテム

・スカート
・パンツ
・レッグウォーマー
・靴(雪山用のシューズなど)

 

そのほか、ぬいぐるみやクッション、毛布など身近なものに使われています。

 

2.ダウンが温かいのはなぜ?

 

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ダウンとは水鳥の胸部に生えている羽毛のことです。
ウールやシルクと同じ天然の素材です。
羽根と羽根の間に生えていて、水鳥の体温を保持するための肌着(インナー)のような役割をします。

 

羽軸がなく、タンポポの綿毛のような形をしていて“ダウンボール”とも呼ばれています。
ちなみにダウンはニワトリなどの陸鳥にはありません。
また、ダウンは水鳥の種類の中でもガチョウやアヒルのものが使われます。

 

羽軸を持たないダウンは非常に柔らかく軽量で、毛と毛が絡まらないという特性があるため
綿毛の中に空気を大量に溜め込むことができます。
ダウンの中に空気の層ができ、それが温められると高い保温効果と外の冷たい空気を遮断する効果が得られます。

 

ダウンが多ければ多いほど保温性は上がりますが、
1羽の水鳥から取れるダウンの量は5g~10g程度と貴重な素材なので価格も上がってしまいます。
フェザー(翼の部分に生える羽軸のある羽毛)や中綿と組み合わせ、品質や価格の調整をしています。

 

3.中綿ダウンのメリット

 

上で紹介したように、ダウン(羽毛)のメリットは

◎保温性が高い

◎吸湿性が高い

◎軽量

などが挙げられます。

 

では、中綿のメリットは何でしょうか?

 

【中綿のメリット】

◎厚さが控えめ(細身のシルエットになる)

◎安価

◎水に強い

 

順番に見ていきましょう。

 

厚さが控えめ

中綿は人工ダウンとも呼ばれ、化学繊維を使って羽毛と同じ構造を再現したものです。
多くがシート状に加工されており、ダウンに比べて縫製しやすいことや偏りにくいこともメリットになります。
保温性や吸湿性はダウンより低いものの、普段使いや街中で着用する分には快適な暖かさがあります。
ダウンでは着込んでしまうとさらに厚みが出てボリューム感が出てしまいますが、
中綿はシルエットがすっきりするので細身なスタイルが好みの人にもおすすめです。

 

安価

中綿はポリエステルなどの化学繊維から作られている素材です。

ダウンは1羽から取れる量が少ない、商品を作るためには特殊な機械を使うなど
コストが高くなってしまう傾向があります。

中綿は布と同じように扱えるので、縫製の手間もかからず
大量生産ができることで価格を抑えることができます。

 

水に強い

中綿は水に強く自宅で簡単に洗濯ができるため、お手入れが非常に簡単です。
ダウンは湿気や水濡れによって潰れやすく、かさが無くなると
本来の保温力が発揮できないというデメリットがあります。
表地に撥水加工や防水加工を施してあっても湿気の影響を受けやすく、
雨天での着用もなるべく控えたほうが良いとされます。
また、クリーニング代もかかりがちでメンテナンスも意外と楽ではありません。
その点、中綿は水に濡れても防寒性が下がりにくく、
表地に撥水加工が施されていれば中綿が乾きやすく保温力も安定します。

 

4.高機能中綿素材 シンサレート

 

テキスタイルネットで取り扱っている中綿「シンサレート」をご紹介します。

 

【特徴】

◆同じ厚みの中綿と比べ約1.5~2倍温かい

◆アレルギー誘発性の物質を含んでいないので人体にやさしい

 

Standard(スタンダード)シリーズ

快適な防寒着を実現する基本タイプです。

 

◆従来の中綿と比較すると約2倍の断熱効果

◆吸水性1%以下なので水気や湿気の多い場所でも保温性が損なわれない

◆濡れてもすぐに乾きます

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CS70 3M(TM)シンサレート(TM)スタンダ-ド

>>スタンダードシリーズをもっと見る

 

HI-LOFT(ハイロフト)シリーズ

ドレープ性に富み、ボリュームも長く保てるタイプです。

 

◆厚みがへたりにくく保温力を長く保ちます

◆圧力や洗濯に対する厚み減少が少ないので初期のシルエットを長く保つことができます

しなやかでドレープ性に富み、柔らかなデザインのファッショナブルウェアに最適です

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HL80 3M™シンサレート™

>>ハイロフトシリーズをもっと見る

 

Ex-Soft(エックス・ソフト)シリーズ

機能性とファッション性を兼ね備えたタイプです。

 

◆一般的な中綿と比較して20~30%軽量

◆シルキータッチでソフトな風合いとドレープ性

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EX80 3M™シンサレート™

>>エックス・ソフトシリーズをもっと見る

 

5.地球に優しい中ワタ POLAK

POLAK(ポラック)は、次世代の中ワタ素材です。

 

誰もが持続可能な社会への貢献や新しいライフスタイルを模索する時代。
自生するカポックの木の実から生成する新素材POLAK(ポラック)が生まれました。

カポック(Ceiba Petandra)とは、主にジャワ島に自生する植物です。
カポックの木は高さ10〜30mまで成長し、発芽から4~5年で結実、1本の木に300~400個の実が実ります。
その実から取れるワタがPOLAK(ポラック)の繊維です。

カポック繊維は農薬・化学肥料を使わずに栽培、樹木を切り倒す必要の無く、石油(ポリエステル)や動物由来
(ダウン)の繊維に比べて環境への負担が少ないことから地球に優しい素材として関心が高まっています。

 

 

また、カポック繊維は下記のような優れた機能性が備わっています。

このような機能性から多くは救命具や布団のワタに使用されてきましたが、貿易難易度が高いことから他の繊維
よりシェアが少ないのが現状です。
そのため、カポックは100%単体で使用することが難しく、ポリエステルなどと一緒に使われることが大半です。

そこで、豊島独自技術でカポックとPLA(ポリ乳酸)サトウキビなどのデンプンから作られるバイオマス原料を
組み合わせた100%植物由来の中ワタ機能性シートを生み出しました。
それが次世代の中ワタ素材POLAK(ポラック)です。

 

 

 

POLAK(ポラック)はダウンジャケット、寝具、キルト生地などの用途で使用頂けます。

お問い合わせはこちらから

 

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