
シースルートップスは、薄手で透け感のある素材を使ったアイテム。
暑くなるこれからの季節はもちろん、少し涼しくなる晩夏から秋にかけても活躍します。
季節の変わり目にぴったりな「シースルートップス」。
軽やかで涼しげな印象を与えるだけでなく、レイヤードスタイルや素材感を楽しむことができる万能アイテムです。
ここでは、シアーな生地の特徴やお手入れ方法などを詳しく見ていきましょう。
目次
1.シースルートップスとは?特徴と魅力は?

まずはシースルートップスがどんなアイテムなのか、その特徴や魅力ってなんでしょうか。
シースルートップスは、その名の通り透け感を活かした薄手のトップスを指します。
シャツやブラウス、ハイネックのカットソーなど、バリエーション豊富です。
ラメや透かし編み、ドット柄などデザインも多く、繊細で軽やかな雰囲気を演出できます。
真夏の暑い時期でも通気性の良い素材が多いため、涼しさを感じながらおしゃれを楽しむことができるのが魅力です。
透け感があるため、ボディラインをほどよく見せて女性らしさを高める重要なアイテムとも言えます。
インナーによって表情を変えることができ、キャミソール付きのタイプや、2Wayで着られる仕様のものもあるため、普段使いからパーティーシーンまで幅広い場面に対応しやすいです。
重ね着やレイヤードテクニックと相性が良いのも特徴です。
オフィスカジュアルにはジャケットやカーディガンを羽織ればほどよく落ち着いた印象にでき、ショート丈やフレアスリーブのデザインを選べば、トレンド感や華やかさが一挙にアップします。
2.デザイン別に見るシースルートップス
様々な形やデザインがあるシースルートップスを、代表的な3つのタイプに分けてご紹介します。
シースルートップスにはシャツやチュニック、プルオーバーなど豊富なバリエーションがあり、それぞれのデザインによって着こなし方や印象が変わります。
まずは細かい特徴を押さえることで、目的やシーンごとに使い分けることができます。
全体の透け感をしっかり活かすものから、部分的に切り替えを入れることで軽やかさを演出するものまでさまざまです。
フリルやリボン、プリーツなどのディテールが加えられると、愛らしさやフェミニンさが引き立ちます。
一方、柄物や配色を控えめにすると、シンプルで上品な仕上がりになります。
最近では、キャミソールやタンクトップとのレイヤードを前提としたデザインも多く登場しています。
色付きのインナーを合わせることでコントラストを楽しんだり、同色系のインナーで透け感を抑えたりと、多彩なアレンジが可能です。
■シャツ:王道かつ着こなし万能なアイテム
シースルーのシャツは、羽織りとしても使いやすい王道アイテムです。
ボタンを開けてさらっと羽織るだけで、清涼感のあるレイヤードスタイルが完成します。
暑い季節でも通気性に優れ、肌の露出を抑えながら軽快な印象を保てます。
フォーマルなシーンでは、襟付きのシャツを選ぶと落ち着きのある大人の雰囲気を演出できます。
プリーツや細かな刺繍が入ったデザインだと、単に透けるだけでなく装飾が目を引き、上品かつ華やかになります。
オフィスカジュアルにも応用しやすいのがポイントです。インナーを落ち着いた色味にすれば透け感を控えめにし、きちんと感をキープできます。
逆にカラーインナーを合わせて、あえて透け感を強調すれば、より夏らしく爽やかな印象に仕上げられます。
■チュニック:素材で涼しさを演出
チュニックは、シースルー素材を用いることでデザイン性を高めたアイテムが多いです。
袖や裾部分に切り替えでシースルー生地を用いてもデザイン性がたかくなります。
体型カバーも期待できるゆったりシルエットのものが多く、腰回りをさりげなく隠しながらも軽快な雰囲気を演出できます。
透け感が控えめな部分と強調される部分の差があるため、よりメリハリのあるコーディネートになります。
裾だけがシースルーのタイプであれば、足元をすっきり見せたい場合にも使い勝手が良いです。
落ち着いたカラーなら大人っぽさをキープしつつも、切り替えの透ける部分でちょうど良い抜け感が生まれます。
■プルオーバー
プルオーバータイプのシースルートップスは、シンプルに重ね着しやすい人気のスタイルです。
薄手のインナーを合わせることで、透け感を引き立てつつも上品な印象にまとめられます。
ショート丈のものを選ぶと、ハイウエストボトムとの組み合わせで脚長効果も期待できます。
袖にリボンやメロウデザインをあしらったタイプは、さりげない甘さをプラスしたいときに重宝します。
プルオーバーは身体に程よくフィットするシルエットが多いので、さらっと一枚で着るだけでこなれ感が出せるのも魅力です。
また、プルオーバーならではのラフさを生かし、デニムなどのカジュアルなボトムスと合わせるのもおすすめです。
カジュアルダウンすることで、日常の外出にも使いやすくなり、使い勝手の良いヘビロテアイテムとして活躍します。
3.混率、柄いろいろ!素材別シースルー生地
素材によって透け感や肌触り、保温性などが大きく異なります。好みやシーンに応じて選びましょう。
シースルートップスと一口に言っても、コットンやシルク、リネン、ウールなど色々な素材を組み合わせた生地が存在します。
素材によって透け具合や落ち感、ドレープの出方などが変わるため、同じ透け感でも雰囲気がまったく異なる仕上がりになります。
特に柄で遊ぶ場合は、素材との組み合わせも重要です。
花柄やストライプ柄でしっかり透け感を楽しんだり、プリーツ加工で動きをプラスしたりと、選択肢が豊富にあります。
夏から秋にかけては少し保温性のある素材も取り入れると、涼しさと暖かさのバランスをうまく取ることができます。
また、最近は耐久性やしわになりにくい機能を付加した高性能素材も注目を集めています。
洗濯の手間を減らしたい方や、長くきれいに着続けたい方にとって大きなメリットとなるでしょう。
・コットンシルク
コットンシルクは、コットンの通気性とシルクの光沢感を併せ持つ高級感のある素材です。
肌に当たる部分が柔らかく仕上がりやすいため、摩擦による肌荒れが気になる人にもおすすめできます。
素材自体がしなやかで、透け方も上品なので、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンに対応しやすいです。
アイロンがけが必要な場合もありますが、そのぶん仕上がりの美しさは格別でしょう。
コットンシルクのシースルートップスを取り入れると、やや大人っぽい着こなしが可能になります。
下に重ねるインナーの色を意識してコーディネートすれば、優雅な光沢を効率良く引き立てることができます。
おすすめ!コットンシルク素材
・リファイン加工シリーズ
リファイン加工は、素材に特別な工程を加えることで風合いや耐久性を向上させる技術です。
シワがつきにくくなる、通気性が裁与されるなど、シースルートップスの取り扱いをより快適にしてくれます。
独特のハリ感がありながらも、柔らかな肌触りを保つ点が魅力です。
デリケートにも見えるシースルー素材を、より日常的に使いやすくするための工夫として近年注目が集まっています。
色落ちや型崩れを起こしにくく、洗濯の回数が多くなる夏場にも安心して着用できるため、忙しい方にも向いています。
ここでは、リネンコットンと、ウール混をリファイン加工した商品を紹介します。
リファイン:リネンコットンのリファイン加工!!
リファイン:ウール混紡のリファイン加工!!
4.透けないけど…春夏セットアップに人気4選
透けないものの、涼しさや着回しで人気のある春夏用セットアップに最適な4つをピックアップします。
綿スラブジャカードや、ラメ入りツイードは、セットアップやワンピースなど、レディースアイテムにおすすめです。
5.お手入れ方法と注意点:長く美しい透け感を保つには

シースルートップスを長く愛用するためには、適切なお手入れが欠かせません。
以下のポイントを押さえておきましょう。
洗濯方法:手洗いまたは洗濯ネットを使用し、デリケートコースで洗う。
干し方:直射日光を避け、陰干しすることで色褪せを防ぐ。
アイロン:低温で当て布を使用する。
保管:型崩れを防ぐため、ハンガーにかけて保管する。
5.まとめ:シースルートップスで広がる着こなしの可能性

シースルートップスは、夏の暑い時期はもちろん、晩夏や秋の気温変化にも柔軟に対応してくれる優秀アイテムです。
上品な素材選びやカジュアルな小物の組み合わせ次第で、多種多様なスタイルを楽しめます。
シャツ、切り替えチュニック、プルオーバーなどはデザインごとに特徴があり、素材の選び方や柄、ディテールでさまざまな変化をプラスできるため、クローゼットに1枚あるだけでコーデの幅が広がるはずです。
お手入れや保管に少し気をつけるだけで、長くきれいに着続けられるのも魅力です。
シースルートップスの涼やかな魅力を存分に活かして、ファッション感度の高い着こなしにチャレンジしてみましょう。