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【読み物】キルティングとは 幾何学の図柄がかわいい生地

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キルティングは入園・入学のレッスンバッグなどでよく見かける綿の詰まった厚みのある生地です。
実は見た目が可愛いだけでなく、機能性も兼ね備えた生地というのをご存知でしたか?
そこで今回はキルティングについて解説していきます。


-目次-

1.キルティングってどんな生地
-キルティング(quilting)とは?
-キルティングの特徴
2.キルティングの種類
-ヨーロピアンキルト
-アメリカンキルト
-パッチワークキルト
-ハワイアンキルト
-ジャパニーズキルト
3.キルティングが使われるアイテム
-バッグ
-衣類
-インテリア
-キッチン用品
4.まとめ

 

1.キルティングってどんな生地

 

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キルティング(quilting)とは?

表地と裏地、2枚の布の間に綿(わた)、羊毛、羽毛などを入れて模様縫いにして加工する手芸の技法です。
この技法で加工された表裏の生地で中綿を挟んだ生地のことを「キルト(quilt)」や「キルティング生地」と呼ぶこともあります。
(キルトという言葉単体では「羽毛などをキルティングした布団」という商品を指す意味になることもあります)

キルティングの技法はヨーロッパの寒冷地で保温目的で布地に綿を挟んだのが始まりだと言われています。
古代エジプト、ギリシア、ローマ、中国などでも防寒用や敷物としてこの技法があったようです。

 

キルティングの特徴

キルティングは厚めの生地感とひし形やストライプなどのステッチが特徴的な見た目の生地です。
ステッチも直線縫いのほか曲線や複雑なデザインまで様々あり、無地の布一枚でも立体的な柄を浮かび上がらせることができます。

丈夫

表布、裏布2枚の生地をステッチで押さえることで生地自体の強度が上がります。
間の詰め物で生地に厚みをもたせることで耐久性が上がりクタッとしにくくなります。
キルティングを施すことにより丈夫で長持ちする生地になります。

温かい

ダウンコートや羽毛布団のように布の間に入った綿が熱を逃さないため、保温性が高くなります。
ベースに使う2枚の布もコットンやリネンなど様々な素材を使用することができ、機能性もファッション性も叶えることができます。
温かいのに生地が軽量なので、子ども用のジャケットにもおすすめです。

ソーイング初心者にも縫いやすい

キルティング生地は入園、入学グッズ用にもよく使われている人気素材です。
接着芯を貼ったり、裏地をつけたりするなど初心者にとっては面倒な作業が必要ないためとても扱いやすい生地になります。
家庭用ミシンでも簡単に縫うことができるのもありがたいですね。

注意点

そんな丈夫で扱いやすいキルティング生地ですが、洗濯をするときは注意が必要です。
ベース生地に何が使われているかによって洗濯の方法を変えないと縮んでしまう原因となります。
不安な場合はクリーニングに出すことをおすすめします。

 

2.キルティングの種類

 

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ヨーロピアンキルト

ヨーロッパの寒冷地で誕生し、キルトの発祥とされています。
保温のために綿を布で挟んだのが始まりで装飾性はありませんでした。
十字軍の遠征によりヨーロッパ全土へ広がり、その後上流階級の女性たちの趣味として色々な技法が生まれました。

 

アメリカンキルト

余った布や端布をつないで布地の有効利用をするために作ったのが始まりとされています。
当時は布の利用が主な目的だったため、装飾的なモチーフの制作は行われませんでした。
産業革命以後、暮らしにゆとりができたことでキルトにも装飾性が求められるようになったことで様々なモチーフが考案されました。

 

パッチワークキルト

綿、裏布と3層にしてキルティングしたものをパッチワークキルトといいます。
パッチワークは布片を縫い合わせて1枚の大きなサイズの布を作る手芸のことです。
手縫いでもミシン縫いでも作れます。

 

ハワイアンキルト

19世紀にイギリス人宣教師によって伝えられたパッチワークキルトがハワイで独自に発展したものです。
パイナップルや葉っぱや花などのモチーフが特徴的です。

 

ジャパニーズキルト

綿入れ刺し子、または日本的な感性で配色されたキルトや和の素材を使用して作られたキルトのことを言います。
日本においてキルトは生活に根ざしたものではなく、趣味の範囲で発展しました。

 

3.キルティングが使われるアイテム

 

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幅広い用途で使用できるキルティング生地。
どんなアイテムに使われているか紹介します。

 

バッグ

レッスンバッグや上靴袋、大人用のバッグにもよく使われています。
キルティングは扱いやすい素材なので簡単に手作りできるのもポイントですね。
デザインやベース生地の素材によって暖かみや高級感など印象も変わってきます。

 

衣類

ジャケットやコートの下のインナーなどにも活躍しています。
アウトドア用ではキルティングのスカートなども見かけますね。
私も寒い時期にボタンでとめるタイプの巻きスカートを購入しましたがとても暖かかったです。(春先まで大活躍でした)

 

インテリア

敷布団用のマットやこたつ布団にキルティングが使われていることも多いです。
今は夏なのでこたつ布団はなかなか見かけませんが、寒くなったときにお家のこたつ布団にどんなステッチが入っているか確認してみるのも良いかもしれませんね。

 

キッチン用品

ミトンや鍋敷き、コースターなどなどキッチン用品でも見かけることが多いです。
レッスンバッグを作った後の余りの生地で手作りしてみるのもいいですね。

 

4.まとめ

 

普段よく見かけるキルティング生地も調べてみると色々な種類があるのが分かりました。
子供だけでなく大人用のグッズにもおすすめの生地なので、手作りにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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