初心者さんにも使いやすいオックス生地とはどんな素材?
代表的なアイテムはオックスフォードシャツ。
それ以外にもブラウスやエプロン、雑貨まで広い用途で使われている便利な素材です。
家庭用ミシンで簡単に縫えるので入園・入学の手作りアイテム、ハンドメイド作品にはおすすめ。
オックス生地をご紹介します!
オックス 生地ってどんな素材?
オックスといえば、イギリスのオックスフォード大学を連想される方が多いと思いますが、
生地のオックスの由来はまさにそのオックスフォードの学生向けに作られた生地が発祥と言われています。
オックス生地とは、正確には生地の織り方の名前で、2本以上の糸を引き揃えてタテ糸とヨコ糸を互いに上下交錯させる平織りです。
別名”斜子(ななこ)織り”とも呼ばれています。
糸は撚るのではなく、束ねるだけなので、通常の平織りに比べ通気性よく仕上がります。
平織りなので、布の表裏をそれほど気にせず使用できるのも嬉しいです。
(プリントの場合は別です)
オックスと言えば、オックスフォードシャツ
アパレル、洋服向けにはシャツ用途に最も多く使用されています。
定番のブロードと比べてさりげない凹凸感、光沢感、通気性が特徴で、
薄手の40番手クラスの糸が使用されることが多いです。
コットン100%で白、ネイビーなど無地のボタンダウンシャツが一般的にイメージしやすい人気アイテムでしょうか・・・
もちろん、スカートやワンピースなど幅広いタイプの服にもおすすめです。
夏用アパレル向けには、リネン混のやレーヨン混の生地もおすすめです。
夏らしいリネン混の生地は、コットン100%よりも更に吸湿性が良くなり、
汗ばむ夏にはもってこいです。
リネンは吸湿性が良いだけではなく撥水性にも優れているので、サラッとした着心地になります。
こちらは、コットン100%でもスーピマコットンを使用したオックス生地。
スーピマコットンは、高級コットンの一つ。
Superior Pimaの略です。
Superiorは、優れている、上級のという意味。
Pimaは、アメリカ産で最高級の品質を誇るピマ・コットンのこと。
綿糸は繊維長が長いほど高級ですが、このピマ・コットンは、超長繊維綿花を使用しています。
品質と産地が限定されているスーピマコットンは、とても希少性が高く
その数は世界の綿生産量のわずか1%満たないほど。
スーピマコットンで織られた生地は、肌触りがしなやかで滑らか。
さらに繊維は長いので糸と糸のつなぎ目が少なく丈夫で強い生地に仕上がります。
良いものを長く大切に使う。
SDGsですね。
ハンドメイドにもおすすめ
手作りの手提げやレッスンバッグ、ポーチ、巾着の小物入れなどハンドメイドにも人気の布地です。
定番のシーチングと比較して厚みが有り、しっかりとしているが、帆布ほどは重すぎないという素材なので、小物作りに最適です。
なんといっても私のおすすめは、ポリエステル混紡した生地。
コットン100%だとシワになりやすいというデメリットがある一方、
ポリエステルを使用している素材は、シワになりにくく、さらに乾きやすいというメリットがあります。
また、化学繊維であるポリエステルは丈夫で毎日洗濯してもへっちゃら。
子どもたちが毎日使うものだから、お手入れが楽!っていうのは、主婦にとっては重要ですよね。
とはいっても、柔らかい子供の肌。
直接、お肌に触れるようなスモックなどはコットン100%をおすすめします。
天然繊維は吸水性・通気性に優れ肌を清潔に保つことができ、刺激も少ないので安心。
他に、ナイロン100%のオックス生地もあります。
どんな素材を使用しているか、用途に応じて違いをチェックして購入されることをおすすめします。
入園・入学グッズにピッタリの柄ものオックス
シャツ地用途の布より厚手の10~20番手クラスの糸が使用されることが多く、
特に保育園・幼稚園への入園、小学校入学準備シーズンの1~3月に掛けてはプリント生地がとても人気です。
ランチョンマットやポーチ、布小物をハンドメイドする方も多くいるのでは。
オックス生地はハンドメイドとしても人気があるため、入園入学シーズンに合せて様々な柄が登場します。
↓ KC_3001 プレミアムオックス(ST&ギンガム)
ストライプやチェック、花柄、星柄・ハートなど幾何柄。
猫柄・シロクマ・鶏など動物柄、
子どもたちが大好きなキャラクター柄など、など。
様々な種類のかわいい柄のオックス生地が入園グッズ用として手芸店舗、手芸通販で販売されているので、
お子様と一緒にデザインを選ぶのも楽しいですよ。
その他、ハロウィン柄やクリスマスなど季節のイベントにあった柄もあります。
もちろん、高学年向けの柄や大人向けの柄もあり、様々に印象を変えて楽しめますので、バリエーション豊富なことが魅力ですね。
そのままでも組み合わせでも楽しめる無地カラーオックス
カラーも豊富に揃っているので無地×無地はもちろん、無地×柄など組み合せて使用するのもおすすめです。
他にもクッションカバーなどのインテイリアにも、様々な分野で使い道がある万能の生地なのです。